アメリカ海軍の無人偵察機「トライトン」1機が、今月から5ヶ月間岩国基地に配備される。
運用のために約50人の兵士が配置されるとのこと。明らかになっていないが、当然必要な機材・設備も設置されるはず。
中国や北朝鮮の監視が任務とされている。
一時的なものであり騒音や安全性に問題はないとの国の説明を受けて、岩国市や山口県は了解したようだ。
確かに、運用による直接の被害は少ないかもしれないが、空母艦載機に加えて海軍の部隊が展開することになれば、基地の重要性は更に高まり、必然的に攻撃される危険性も高まる。
市民の安全・安心を考えればそんなに簡単にOKはできないはずだが、再編交付金をもらい何も言えないように見える。
久し振りの鹿児島での講演。と言ってもZOOMを利用したリモートだった。
馬毛島に空母艦載機のFCLP訓練施設の建設が計画されており、それに関連して、テーマは岩国の米軍再編と馬毛島問題。
お金をもらって国の言いなりになった結果、岩国では基地の機能強化が一段と進み、生活環境が悪化している状況を説明するとともに、
馬毛島問題について、概略次のようにお話した。
「すでに容認に向けて動き出しているように見えるが、地域の将来を左右する大切な問題であり、これからでも遅くはない、以下の点に留意し、慎重に考えて欲しい。
・FCLPの実態を甘く考えないで欲しい。
岩国では何度か経験、昼夜連続して繰り返されるその轟音は尋常ではない。
先日、西之表の行政と議員が岩国の騒音を視察されたが、通常の飛行を見ても何の意味もない。5月中下旬に硫黄島で行われるFCLPを体験して
見た方がいい。
・一旦基地ができれば、後戻りできない。際限なく強化される。沖縄や岩国の訓練分散も
・生活環境の悪化、紛争時には攻撃の対象にも。
・軍事という異質なものを将来にわたり抱え続けるという負担、マイナスは測り知れない
・岩国は、戦前から基地の町という宿命を背負っている。沖縄も。
どれだけ住民が苦しんでいるか。
戦闘機の日々の轟音に悩まされながら、私も、別の町に生まれたらどんなに平穏だったかと思う。
・長い年月をかけて育まれてきた世界遺産の屋久島を初めとした素晴らしい自然環境、軍事とは無縁の地域に、わざわざ基地を招き入れることは、どう考えても得策ではない。
・少なくとも、行政や議員任せにするのではなく、住民一人ひとりが、お金になんか惑わされずに、しっかり議論し行動して欲しい。そして、地域の未来について、悔いのない選択をして欲しい。
連休を利用した外遊ラッシュ。
岸田首相 インドネシア、ベトナム、タイ、イタリア、英国
林 外相 カザフスタン、ウズベキスタン、モンゴル、フィジー、パラオ
金子総務相 英国、ベルギー、スイス
山際経済再生相、萩生田経産相、岸防衛相、小林経済安保相 米国
西銘復興相 ドイツ、フランス
若宮万博相 フランス、デンマーク、ノルウェー
金子農水相 タイ、シンガポール
牧島デジタル相 エストニア、フィンランド、ドイツ
20人の閣僚のうち11人が外遊とは、異常である。
私も大臣に随行して外国に行ったことがあるが、官僚のお膳立てによるいわゆる「外遊」、明確な目的のないものがほとんど。
首相の外遊となると国会議員が何人も随行するし、大臣にはもちろん役人が従う。
現地での受け入れも経験したが、大使館挙げて一行の世話をすることになる。
そうした経費や労力は膨大なもので、不必要な外遊は控えるべき。
18日、フロリダ州の連邦地裁判事が飛行機でのマスク着用義務を取り消した直後、パイロットが機内放送でこのニュースを伝えると、一部の乗客は歓声を上げながらマスクを外した。
一方、幼児2人を連れてロサンゼルス行きの便に搭乗していた母親は、周囲の乗客がマスクを外すのを見て恐怖を感じ、「何も起こらないよう祈ることしかできなかった」
CDC(疾病対策センター)は、「交通機関でのマスク着用は必要だ」として、上訴すると発表し、バイデン大統領もマスクの着用を勧めるなど、マスクをめぐる混乱が広がっているとのこと。
日本では、マスクの着用は習慣になり初めている。私も、買い物やレストランなどに行くときは普通にマスクをするし、ほとんどの人も同じである。ただ、例外は、基地から出てくるアメリカ人たち、そうした感覚はないようだ。
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