敵基地攻撃論
岸信夫防衛大臣は衆院予算委員会で、「自衛権発動の要件を満たせば、相手国の領空内に日本の戦闘機が入って爆弾を落とすことも(敵基地攻撃能力の)選択肢として排除しないか」との質問を受け、「排除しない」。「国民を守るために他に適当な手段がなく必要最小限の実力行使など、自衛権発動の要件を満たすこと」が前提だと答弁
今のロシアがそうであるが、戦争を仕掛ける場合にはそれを正当化する口実を無理やり作るのが通例。
敵基地への先制攻撃などという議論は、手前勝手な議論でしかなく、相手国に対して反撃の絶好の口実をこちらから与えるものである。
軽々しく議論しているが、その延長線上では全面戦争をも辞さないというのか。
「相手国の領空に侵入して爆弾を落とす・・・」
「海外での武力行使は自衛権の範囲を超える」としてきた歴代内閣の解釈はどこへ行ったのか。
憲法9条に違反することを大臣が国会で堂々と発言する。この国は、恐ろしい方向に進んでいる。
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