住民投票
中国電力島根原発2号機の再稼働の賛否を問う住民投票条例制定の直接請求(署名1万3千人余り)に対する米子市長の意見書(報道より)
「原発はエネルギーの安全保障など課題が複雑に絡む国策で国が責任を持って判断すべきもの。選択肢が賛成と反対に絞られる住民投票は多様な意見が反映されず、市議会の議論を踏まえるのが最善」
論理が矛盾しているし、住民投票に関する理解が根本的に欠けている。
まず、国が判断すべきものとするなら、市長や市議会は何も意見が言えないことになる。
市長が意見を言うことができるなら、それに対して市民が意思を示すことに何の問題もない。住民投票はその一つの機会に過ぎない。
また、多様な意見が反映されないと言うが、それなら反映されるような条例を作ればいい。
その上で議会で十分に議論する機会はあるはず。
民主主義を標榜するなら、住民の意思表明の機会を奪うことは許されないこと。
色々理屈をつけているが、結局、本音は都合の悪い民意は聞きたくない、住民はそっちのけで自分たちだけで勝手な判断をしたいというだけのことか。
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