美しい日本語
自民党の幹部の一人は、先日の首相の記者会見で使われた「素直(すなお)におわびを申し上げます」という表現について、
「日本語として違和感があった」
「『素直に』とは、言いたいことはいろいろあるが、それを封印しておっしゃる通りでございますということだ。だから『率直におわびを申し上げます』が正しい日本語だ」
「一国の首相にものを言わせるときは、美しい日本語で話をするように官邸スタッフは注意してもらいたい」
首相の原稿にどのような言葉が書かれていたのかはわからない。読み違えた可能性もある。
そこで、辞書を引いてみる。
「素直」
(性格などが)ありのままで、飾り気のないさま。
つまり、そこには、プラス評価のニュアンスがある。したがって、子供や他人を評して言う場合に使われる言葉。
自分で自分を評する言葉としては使いにくい。自分が自分を褒めるようなニュアンスが出る。
「率直」
ありのままで隠すところがないこと。
こちらは、客観的な言葉として、自らの行為を表現する場合にも使うことができる。例えば、「率直に言えば」
| 固定リンク
« 政治家の出処進退 | トップページ | 失言 »
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- テスト(2022.04.16)
- 大型艦船の寄港(2022.04.16)
- 馬毛島(2022.04.13)
- 文通費の見直し(2022.04.12)
- 県政と政治の馴れ合い(2022.04.09)
コメント