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2020年12月 9日 (水)

世界の趨勢「頻回検査」(3)

4.検査を増やさない厚労省
まず、PCR検査数が桁違いに少ない(図1)。誰の差し金だろう。それは厚労省だ。シンクタンク「アジア・パシフィック・イニシアティブ」(船橋洋一理事長)が10月8日に公開した調査結果によれば、厚労省は、
「PCR検査は誤判定がある。検査しすぎれば陰性なのに入院する人が増え、医療崩壊の危険がある」
 という内部資料を作成し、政府中枢に説明していたことがわかっている。
 厚労省は、PCRの偽陽性を重視しているが、こんなことが真顔で議論されるのは日本だけだ。もし、厚労省が主張するように偽陽性が高頻度で起きるなら、世界中で大問題になっているはずだ。ところが、世界で「陰性なのに入院する人が増え、医療崩壊」している国は存在しない。

 現在の世界のコンセンサスは、「頻回に検査すること」。
 前述の、世田谷区が介護施設を対象に独自に検査を実施していることは、この典型だ。11月27日には、神戸市も同様の検査を実施する方針を表明した。この動きは、確実に広まりつつある。

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