終戦の日に想う
各地で戦没者慰霊祭が行なわれているが、その追悼の言葉として決まって使われる次のようなくだりが従来から気になっている。
全国戦没者追悼式における挨拶より、
(首相)
「今日、私たちが享受している平和と繁栄は、戦没者の皆様の尊い犠牲の上に築かれたものであることを、終戦から75年を迎えた今も、私たちは決して忘れません。」
(衆議院議長)
「今日の平和と繁栄が、戦没者の方々の多くの犠牲によって築かれていることを決して忘れず、心を合わせて平和のために不断の努力を続けていくことは、私たちに課せられた使命です。」
「今日の平和は、戦没者の尊い犠牲の上に築かれている・・・」
決り文句のように使われるが、戦争があったから現在の平和が築かれているというように、ある種美化しているように感じる。
忘れてはならないのは、先の戦争は国の重大な過ちであり、その結果多くの国民が犠牲になったことである。
このことをきちんと認識していれば、力により国を守るという発想にはならないはず。
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