ニューヨークの対策
(報道より)
米国の感染者が累計で400万人を突破。世界全体(1543万人)の感染者の4分の1以上。7月中旬頃から感染拡大の勢いが増し、連日5~7万人ペースで新規感染が確認され、死亡者数は14万人を超える。
その一方で、一時は医療崩壊に追い込まれ、一日に600人に迫る市民が亡くなっていたニューヨークでは、17日と19日は死者がゼロになり、19日は確認された感染者数も5人。ニューヨークの状況が好転した要因は、検査・追跡・隔離の徹底。
ニューヨーク州には至る所に検査場があり、居住者であれば、誰でも無料で、回数制限なく検査を受けることができる。一日あたり7万件の能力が8月末までにさらに増える予定。また、州が規定した経済活動を再開させるために守らなければいけないガイドラインでは、特定の職種の人たちに検査が義務付けられている。
「州の指示で、美容師は2週間に1度、必ずPCR検査を受けなければいけない」
大規模な検査とセットで行われているのが、濃厚接触者の追跡『トレーシング』。この追跡を行うトレーサーが、ニューヨーク州には3000人もいる。トレーサーの仕事は陽性者の濃厚接触者を探し出し、新たな感染者を見つけること。トレーサーからの電話をきかっけに検査を受け、無症状の人が感染していたことを知ったケースも少なくない。トレーサーは、嘘をつかれたり、電話した時にはすでに亡くなっていたりと生易しい仕事ではないが、それでも今、このトレーサーを目指す人が増えている。
トレーサーを訓練するジョンズ・ホプキンス大学助教授:「ピークアウト後も接触者追跡でクラスターを潰して、市中感染を抑制することが不可欠です。最後の感染者にたどり着くには、まだ時間がかかるでしょう」
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