コロナ体験記
ジャーナリスト佐藤章氏の「私のコロナ体験記」より、抜粋。
「部屋の前で珍しく家人が電話口で言い争っている声が聞こえてきた。
「じゃあ、どうしたら検査は受けられるんですか」
何度も電話していた保健所の担当者とつながったらしい。私と電話を替わったが、「検査難民」の一人となった私が実際にやり取りをしてみると改めて驚きを感じざるをえなかった。
最初に発熱してから10日が経ち、その間ほとんど37度5分の熱が続いたというのに、「検査は受けられません」という。保健所の担当者は「いくら言っても無駄ですよ」とまで言った。「外国から帰国した人で強く感染が疑われる人と濃厚接触した人で――」などと繰り返している。」
(かかりつけ医の強い訴えにより、ようやくPCR検査を受けるも結果は陰性。その後、抗体検査により感染していたことが判明)
「抗体検査とPCR検査を両方ともに受けた人間として、私は、両検査とももっと一般的にならなければならないと考える。
何よりもまずは検査をしてウイルスの正体を摑まなければ、個人的にも社会的にも対策の立てようがない。一人の人間としても、発熱の原因もはっきりわからずに苦しんでいる時間はつらい。」
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