言い訳の天才
「暗黒のスキャンダル国家」(青木 理)より。
やはり今国会では、首相の改憲論をめぐってこんな場面もあった。「ある自衛隊員が『お父さんは憲法違反なの?』と息子に聞かれ、息子の目には涙が浮かんでいた」という首相が以前から繰り返すエピソードについて、野党議員の一人が「駐屯地の近くで育った私の実感と違う。実話ですか?」と尋ねると、突然こうキレたのである。
「委員は、私が言っていること、嘘だって言っているんでしょう。非常に無礼ですよ! 本当だったらどうするんです。全面的に人格攻撃ではないか。私が嘘を言うわけがないじゃないですか」
開いた口がふさがらない。「腹心の友」率いる加計学園の獣医学部新設について、学園を事業者に選定することが決まった「2017年1月20日まで知らなかった」と言い放ったのは誰か。森友学園問題をめぐり、「私や妻が関与していたら首相も議員も辞める」と言い放ったのは誰か。沖縄辺野古の埋立工事をめぐり、「あそこのサンゴは移した」と言い放ったのは誰か。ふだん嘘ばかりついているから、「嘘だ」などと言われてもいないのに、これほど逆ギレするのではないか。
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