草の根大会
第8回の草の根大会が開催された。
私の挨拶に続いて、広中英明、重岡邦昭の両市議、県議の井原すがこの報告。
休憩を挟んで、ゲストの元山仁士郎さんの講演。
「賛成、反対にかかわらず、みんなで考え意見を言って欲しいと考え県民投票を進めた。ヤマト、本土の人も、この民意が実現されるよう行動して欲しい。」
若者が真剣の考え、積極的に行動していることを頼もしく思う。多くの参加者も同じ思いであったに違いない。
私の挨拶は、次の通り。
1.昨年10月には市議選で重岡邦昭と広中英明、そして先般は県議選では井原すがこが、いずれも立派な成績で当選。政治団体としては、政治家を作り、政策を実現することが大きな目的。みなさんの力強いご支援に感謝。
2.日米関係について。
トランプ大統領の来日をどう思うか。
ゴルフに相撲、焼き鳥と過剰な接待。さらに、横須賀まででかけて一緒に軍艦を視察。
強固な日米同盟を盛んに宣伝。しかし、内実は、まったくの従属関係。媚びへつらっているようにしか見えない。
いたずらに、アジアの緊張を高めるだけ。拉致問題も一向に打開できず。
日本として、アジアの平和をどう構築するのか、基本的な戦略がない。
その陰で、沖縄や岩国では、日々、基地被害に苦しむ。忘れてもらっては困る。
さらに、戦闘機の大量購入を約束し、農業問題でも大幅な譲歩の可能性、参院選までひた隠し。
こんな自立できず、主体性のない外交、選挙のことばかりで、国民は後回し、ごまかしばかりの政治しか持てないこと、恥ずかしい。
そもそも、国益が一致するはずがない。特に、トランプのアメリカ第一主義のもとでは。戦後70年を経て、そろそろ普通の対等な関係になるべき。
3.解散について
最近急に、衆議院の解散話が出てきている。
「解散は、総理の専権事項」と言われ、それが当たり前のようになっているが、そんなことは、憲法のどこにも書いてない。
ただ、歴史的に慣例として行われているだけで、本来は、憲法違反。
少なくとも、国の将来を左右する重大な問題について、改めて民意を確かめる必要がある場合などに限定されるべき、選挙に有利だからといって政権の都合で恣意的に解散することは許されない。
いたずらに解散風に踊らされるのではなく、逆に、マスコミも含めて世論の力でむやみやたらに解散できない雰囲気を作るべき。
4.民主主義について
この国の政治に欠けているものは何かと言えば、それは、「民主主義」。
もちろん、民主主義の仕組みはできている。しかし、主権者たる私たち市民の意思が、事実上政治に反映されない。
その典型的な例が、岩国の住民投票、そして、今回の沖縄の県民投票。
沖縄県の人々のあの圧倒的な民意が一顧だにされない、無視されている。今の政治が、民主主義とは名ばかりで、その実を伴わないものであることを証明している。
市民政党『草の根」は、既存の政党に頼らず、市民自らの手で草の根の民主主義を勝ち取ることを目指している私たちにとって、これは他人事ではない。私たち自身の問題として向き合うべき。
今日は、その沖縄県民投票の先頭に立った元山仁士郎さんをゲストとしてお招き。
一部にボイコットなどの動きもあった中で、人々がどのような思いで1票を投じたのか、興味深いお話を聞くことができると思う。
それを受けて、私たちはどう行動すればよいのか、一緒に考えてみようではありませんか。
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