県民投票(2)
沖縄から再び記者がやってきて、岩国の住民投票の経緯について取材していった。
沖縄の民意は、幾度もの選挙を通じてすでに明らかであり、県民投票の必要はないという意見もあるが、そうではない。沖縄の意思を無視して強行している政府に、もう一度確固とした民意を示すためにも、県民投票の意義は十分にある。
県民を分断するものであるとして反対意見については、岩国でもよく言われたが、住民を分断するのは、アメとムチという国の強引な手法である。民主主義の原点に帰って、民意を尊重して住民が一体となって対応することが分断を回避する唯一の方法である。
一部自治体でボイコットの動きがあるのは、残念である。
県条例により実施が決まり、その実施事務が各自治体に委託する、いわば法令受託事務であり、これを自治体の都合により拒否することができるのだろうか。
また、県民に等しく与えられた投票の権利を、合理的な理由なく個別の自治体の議会や首長が奪うことは許されないのではないか。
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