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2020年12月 7日 (月)

世界の趨勢「頻回検査」

 少し長くなるが、説得力があるので、上 昌広(医療ガバナンス研究所理事長)の論文を紹介する。
世界の趨勢「頻回検査」しか新型コロナ拡大は防げない
1.問題は無症状感染者
エッセンシャル・ワーカーに対するPCR検査を独自に実施している世田谷区の場合、10月2日から11月1日までの間に、45施設576人の介護職員を対象に検査を実施したところ、陽性者はわずかに2人(0.3%)だったが、11月2日から22日に実施した45施設960人を対象とした検査では、陽性者は18人(1.9%)まで増えていた。
 さらに、特養老人ホーム「博水の郷」では、11月13、14日に職員61人を検査したところ、10人が陽性で、その後、職員3人と利用者2人が陽性となった。驚くべきことに、いずれも無症状だった。

 11月11日に、医学誌の最高峰である米『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン』オンライン版に掲載された、米海軍医学研究センターの臨床研究は興味深い。
 この研究は、1848人の海兵隊員の新兵を対象としている。彼らは、サウスカロライナ州のシタデル軍事大学で訓練を開始するにあたり、14日間の隔離下におかれた。その際、訓練開始の2日以内に1回、7日目、14日目に1回ずつ合計3回の検査を受けた。一連の検査で51人(2.8%)の感染が判明した。
 意外だったのは、感染した51人のうち46人が無症状だったことだ。残る5人も症状は軽微で、予め定められた、検査を必要とする症状は呈していなかった。臨床所見から感染を疑われたケースは1例もなかった。
 さらに注目すべきは、51人の感染者のうち35人は、初回の検査で陰性だったことだ。多くは入所後に感染したことになる。無症状の感染者を介して、集団内で感染が拡大したことを意味する。

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