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2019年8月31日 (土)

「日韓関係を気遣う」

先日の水島早大教授の「直言」に掲載された野村光司さんの文章を一部抜粋して紹介する。
ー戦前・戦後を生きて日韓関係を気遣うー
(はしがき)
 私は戦前、戦後を生き抜いた日本人として、現在嫌韓、蔑韓に燃えている現政権と、そ れに忖度、追随する官僚、またこれに便乗する国民には申し訳ないが、日本国が過去百年、 韓国に非礼の限りを尽くした歴史を、身をもって記憶している者として、思うところを率直 に述べさせていただきたいと思う。
(現政権の対韓侮辱外交 )
 本年 7 月、新たな輸出規制問題で来日した韓国の高官に対する経産省官僚の対応の無礼さは驚くべきものがあった。粗末な物置を急遽片付けたような部屋で入り口には粗末な紙片に、「説明会」を張り付け、韓国側は背広にネクタイなのにこちらは開襟・袖なし。握手もなく韓国を国家として侮辱するものであった。
 数日して外務大臣自身が、駐日韓国大使を呼びつけて激怒の様相で叱りつけているのを見て、これは首相官邸の指導下で作られた政権挙げての韓国侮辱劇だと理解できた。
(日韓関係の未来のために )
 今年の終戦記念日の式典でも、天皇は日本の加害責任についての言及があったが、安倍首相は例のように加害については一切触れることは無かった。
 ナチス・ドイツは日本を上回る、周辺諸国と諸民族への蔑視と加害を行っているが、1970 年 12 月、ブラント首相は、ワルシャワのゲットー記念碑の前で、地面に跪いて謝 罪し、結果ドイツは、ヨーロッパ国際社会に全面的に受け入れられた。そしてユダヤ人、ロマ人(ジプシー)、身体障碍者等々、国家として迫害した個人にもすべて膨大な金額の補償をしている。
 ひるがえって我が国は戦前の「国家無答責」を継続し、民間人の空襲被害なども補償していないし、外国で戦火の犠牲となった個人に対して全く賠償しておらず、ただ国民の税金で輸出業者に利益を与える途上国経済援助を実施しているに過ぎない。
 我が国も、 被害国に公式に謝罪する象徴的な行動が必要であろう。そのため私は、ソウル郊外にある 「独立記念館」を公式に参観して、内外記者団の前で謝罪の演説を行なうことを提案したい。ドイツ敗戦 40 周年の 1985年5月8日、ワイツゼッカー大統領が行った格調高いドイツ国民謝罪の「荒野の 40 年演説」に匹敵する、日韓両国民の今後の完全な和解と友好とを確立する、魂に響く名演説を期待したい。
                                                          2019年8月21日
野村光司
 1928 年 10 月生まれ。1945 年 2 月陸軍士官学校 61 期生として入校。同年 11 月旧制第八高等学校転入学。1951 年 3 月東京大学法学部卒業。同 4 月大蔵省入省。21 年間勤務して日本航空に転職。15 年で定年退職。

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