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2013年12月18日 (水)

愛宕山裁判一審判決の問題点について

 11月27日の広島地裁の判決には大きな問題がある。
 法律に基づき10年以上も多額の予算と労力を使いながら開発事業を行っておきながら突然中止することは、行政の常識では考えられないこと。さらに、一旦認可した事業を後に自ら取り消すということも、誇り高い官僚としては通常は絶対にありえないこと。
 そのような異例な行政行為が行われた背景には、跡地を米軍住宅に転用するという国と県、岩国市の共通の意図が隠されていることは明らか(情報公開裁判でその存在が認められた「岩国市の内部協議資料」にそのことが明確に記載されている)。
「赤字になるから」というのは、後でつけた口実に過ぎず、事業中止の本来の目的が米軍住宅化であるとすれば、まちづくりを目的とする新住法や都市計画法の趣旨に大きく反する違法行為である。
 それを追認する形で行われた事業認可の取消、「撤回」も同様に違法な行政処分である。
「法律は、形式ではなく、実質、実態を踏まえて解釈する」というのが、一般原則であることは言うまでもない。  裁判所には、単に法律の形式的解釈、適用で満足するのでなく、実態にまで踏み込んで判断して欲しい。

周防大島の文珠山から岩国基地を望む(戸村良人さん撮影)

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コメント

沖縄から度々来る給油機のエンジン音 かなり大きいです 防音工事でエアコンつけても年中窓を閉め切って生活ができるでしょうか? 電気代を払うのは私達です 結局は業者が儲かるだけで基地周辺住民の負担軽減には何の意味もありません 市長は沖縄の苦悩を理解し協力できても 地元岩国の苦悩は知らん顔のようですね 一体どこの市長でしょうか?

投稿: 市民 | 2013年12月19日 (木) 11時29分

ブログの内容とは違うのですが、「農地バンク法」というものが成立したようですね。 http://www.jiji.com/jc/zc?k=201312/2013120500965 これは日本の小さな農業家にとって、また、安全な日本の農産物を食べたい消費者にとって、かなり危険な法が成立してしまったのでないでしょうか? TPPと特定秘密保護法と、今回の農地バンク法。 遺伝子組み換え食品を押し進める動きがあるようですが、本当に安全な食べ物を食べるのは難しくなっていきそうです。 食も、エネルギーもですが、本当は地球は資源に満ち溢れていて、人間にはそれを活用する技術もあるのに、何故加工された、薬まみれの作物を食べないといけないのか。 悲しい事です。

投稿: 敦 | 2013年12月19日 (木) 20時27分

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