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2013年8月18日 (日)

石橋湛山の言葉

 石橋湛山の言葉には、時代を超える真理がある。
 私なりに抜粋しながら、折に触れて少しづつ紹介する。
「現代の人心は何故に浅薄弱小、確信なく、力なきに至ったか。哲学がないからである。自己の立場についての徹底せる智見が欠けておるが故である。例えば、外交家に例を取って見よ。彼らには日本の立場がわからないのである。日本の現在及び将来の運命を決する第一義はどこにあるか。徹底した目安がついていないのである。ここにおいて彼らはやむを得ず、その時々の日和を見、その時々の他人の顔色を窺って、行動するより他に道はないのである。
 我が国は今や内外容易ならぬ難局に立っている。満州や対支那の問題、資本家対労働者の問題など、一刻もその解決を猶予していられない大問題である。しかるに、政治家や思想家は、少しも我が根本の立場から定めて、これに照らして、すべての問題に徹底的解決を与えるということをしない。あたかも、下手の碁打ちが一小局部にのみその注意を奪われて、全局に目を配ることができず、いたずらに奔命に疲れて、ついに時局を収拾すべからざるにいたらしむるような者である。
 まず哲学を持てよ。何をおいてもまず自己を考える。その明瞭にせられたる自己から出発して、新しき日本を建設する、これ実に我が国目下の急務である。」(明治45年)

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