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2013年6月 7日 (金)

成長戦略の中身

 民間活力の爆発、技術力世界一、10年間で農家所得の倍増・・・、何と威勢のいい言葉だろうか、そして極めつけは1人当たりの国民総所得を10年後に150万円以上増やす。
 私たちの収入が150万円増えると誰で思う。ところが、よく聞いてみると、何のことはない、国民総所得とはよく使われる国内総生産(GDP)に企業などの海外収入を加えたものであり、私たち一人ひとりの収入とは直接関係がないとのこと。
 国民の多くが勘違いすることを知っていてこうした言葉を使ったとすれば、選挙目当てのごまかし、詐欺と言われても仕方がない。
 また、1人当たり150万円増とは、言い換えれば経済を1.4倍に拡大するということであるが、高度成長を終えた日本経済にとってそれは夢物語であろう。
 よくあることだが、こうした文書は各省庁の官僚の作文の寄せ集めであり、派手な言葉が並べば並ぶほど、中身を伴わないことが多いことを肝に銘ずべきである。

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コメント

流石に「元官僚」だけにの達観ですね!!でもこうした言葉(1人当たりの国民総所得を10年後に150万円以上増やす)の一人歩きを狙い、マスコミを利用して口当たりのよい事をどんどん流すんですよね!!こうした報道の本質を見抜く「民度の成長」を促進させなければなりませんね!!

投稿: 猪谷 善久 | 2013年6月 8日 (土) 06時18分

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