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2013年6月 6日 (木)

アベノミクス3本目の矢「成長戦略」?

 浜矩子(はま・のりこ)同志社大学教授の話が気になるので、もう少し紹介する。
 アベノミクスの「成長戦略」に関する考えを問われて、彼女は次のように答える。
「この「3本目の矢」なるものこそ、最もいかがわしい。「浦島太郎型成長至上主義」への執着によって何が得られるというのか。彼らは、高度経済成長時代の考え方からいつまでも脱却できず、「昔に戻りたい」とつねに考えている。
 この間、日本に欠けていたのは成長ではない。問題は「分配」。過去の成長の果実として、日本はいまやとてつもない冨の蓄えを形成している。ところが、その富をうまく分かち合えていない。
 貧困問題が発生したり、非正規雇用者の痛みがあったり、ワーキングプワと呼ばれる状態に追い込まれる人々がいる。この豊かさの中の貧困問題こそ、今、政治と政策が考えるべきテーマである。
 政策の仕事は、強き者の味方をすることではない。彼ら(成長産業)は、放っておいても「市場」の中で自己展開のチャンスをつかんで行く。政治と政策は、市場ができないことをするために存在する。それは弱者救済。
 弱者にも、生きる権利がある。弱者にも、世の中における役割がある。強きも弱きも、老いも若きも、大きい者も小さい者も、みんなそれぞれのやり方で社会をつくり、社会を支える。そのような土台のしっかりした経済社会が形成されるように目配り・気配りする。それが政治・政策・行政の仕事でしょう。」(東洋経済より抜粋)

菖蒲

06061

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コメント

菖蒲にこんな薄い黄色のものも有るんですね!!いろいろと花の名前を覚えました。「この間、日本に欠けていたのは成長ではない。問題は「分配」。過去の成長の果実として、日本はいまやとてつもない冨の蓄えを形成している。ところが、その富をうまく分かち合えていない。」の指摘は、全く我が意を得たりです。大企業が」内部留保を、不況下においても、これだけ増やし続けて来たことのツケガ必ず来ると思っていましたが、今現れている経済上の様々な困難がそれにあたるというのは、「灯台下暗し」でした。このことに、ぼんやりとは感じていても、ここまでズバッと本質を突く理解は出来ていなくて、何かもやもやしている。私達の様な普通の庶民は、そんな認識です。だから「アベノミクス」と言ってマスコミが一斉に報道し始めると、「さあて、追いやられては大変!!我が家も・・・・を!!」となってしまうのです。その様な庶民に感覚を大変上手く利用した極めて「確信犯」な犯罪行為ですね

投稿: 猪谷 善久 | 2013年6月 7日 (金) 06時40分

マスコミはやたらと国の借金が〇〇兆円を
突破とか国民一人当たり〇〇百万円の
借金とか煽りますけど国民ではなくて
正しくは政府の借金ですよね。
それに借金ばかり強調して
資産はいくらあるとは絶対に
報道はしませんけど裏で
何か申し合わせでもあるのでしょうか。

投稿: ライダー | 2013年6月 7日 (金) 21時02分

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