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2012年7月13日 (金)

国会の話(山口新聞への投稿より)

以前、国の役所で働いていた頃の話である。規則に反するので某国会議員の要請を丁重にお断りしたところ、次のように言われた。
「無理なことだからこうして頼んでいるのだ。何とかしろ。」
 何と理不尽なことを言うものだと驚いたことを今でも鮮明に覚えている。
「口利きやあっせんを除いたら仕事がなくなる」
と公言する議員もいる。
議会は意思決定、行政は執行機関である。通常、行政は強い権限を持つが、その根拠となる法令や予算は、議会の承認がなければ成立しない。その点では議会が優越する。優越するのは議会全体の意思であるが、議員個人が偉いと勘違いする人がいる。行政も、議会を無難に切り抜けたいと、議員に必要以上の気を遣う。
議員一人ひとりは特権階級ではなく、行政職員とも対等である。お互いの役割分担のもとに、市民の意思と法令に基づき、その職責をしっかり果たすべき。
まったく波風の立たない議会がある。議案は何の議論もなく通過する。うまく機能しているように見えるが、こうした議会と行政には、往々にしてもたれあい、癒着が生まれる。議会には行政を監視する役目もあり、いい意味での緊張関係が必要である。議員も行政も、市民のために存在することを片時も忘れてはならない。

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