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2010年12月22日 (水)

父のこと(2)

 「小便がよう出るようになったいのう」
 少し品の無い言葉で申し訳ないが、校長であった父からかけられたこの言葉が数十年を経た今でも忘れられないと、教師として同じ学校に勤めていた女性から聞いた。
 汚いトイレを黙々と掃除していた女性教師の行為を、本人に向かって言うのでもなく多くの職員の前でそれとなくほめたのがこの言葉だという。
 あまり目立ちたくないという女性の気持を知っていたとすれば、心憎いばかりの気配りである。
 真実は聴いてみなければわからないが、父という人間がすこし理解できたような気がする。

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コメント

確かに面白い話ですね

徳を積むなら陰徳を
それを越えると積もうと思わずに積める状態になると言います

『歩く』事で世界が自然と広がったみたいですね

投稿: ピース | 2010年12月23日 (木) 09時04分

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