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2010年11月28日 (日)

愛宕山開発事業廃止の違法性

 大規模住宅地開発を目的とした愛宕山開発事業が、10年を経て突然廃止された。以後2年近くにわたって、跡地は何の利用計画もないままに荒地として放置されるという異常な事態になった。現在、愛宕山は空母艦載機部隊移駐に伴う米軍住宅建設用地として防衛省に売却されようとしており、すでに民間空港と米軍住宅化の裏取引があったことが明らかになっているが、当時はそのことは伏せられ売却先も未定とされてきた。
 都市計画法は、言うまでもなくまちづくりのための法律であり、長年にわたって行われてきた都市計画の事業を突然廃止し荒地を残すことは、法律の趣旨・理念に完全に反する違法行為である。そして、違法な都市計画事業の廃止に伴う国土交通省の事業認可の取り消しも、法的根拠を欠く違法な行為である。
 その国土交通省の事業認可の取り消しの違法性が証明されるような状況になった。
 すなわち、事業認可取消の取消を求める裁判で、認可取消の法的根拠の提出を求められていた国側が、数か月を経過しても法的根拠を提出できないことが明らかになった。
 もちろん日本は法治国家である。行政は法律に基づき執行されなければならない。当然に2009年2月の認可取消も法律にも基づいて行われているはずである。だとすれば、根拠を示すことはいともたやすいはずである。裁判長に求められてもそれを示すことができないとすれば、当時国土交通省は、いかなる権限に基づいて岩国の将来を決めるような重大な行為を行ったのであろうか。
 愛宕山開発事業の廃止は明らかに違法である。その違法行為を根拠にして愛宕山を防衛省に売却することは許されない。少なくとも、法的な疑問が解決するまで、売却は凍結すべきである。

 沖縄県知事選で、伊波さんが敗れた。沖縄の人々の苦しみと闘いはいつまで続くのであろうか。

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コメント

いつまでなのでしょうか!
私は何を為すべきか!
ふぅ

投稿: ピース | 2010年11月29日 (月) 02時32分

伊波さんが破れた
私は何もしていなかった
私にとっては只それだけだ
二重の残念である

投稿: ピース | 2010年11月30日 (火) 00時17分

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