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2010年10月21日 (木)

情報公開裁判の判決について

 岩国を守る会「風」が控訴せずと決定したことにより、岩国市の内部文書の公開を求める裁判の判決(106日山口地裁)が確定することになった。

 改めて、今回の判決の問題点と意義を考えてみる。

1.問題点

非開示理由に該当するとの岩国市長による具体的な立証が何もなされず、また、裁判所も、インカメラ審査などにより公開すべきか否か市長協議報告書の詳細な内容に踏み込んだ判断をすることなく、情報公開審査会の答申をただ追認する形で終わった。裁判としては極めて不十分であり、情報公開の重要性を理解していないのではないか。

2.意義

 この判決の意義としては、大きく2点ある。

 ① 岩国市の情報公開審査会の一部開示の答申を無視し非開示決定とした岩国市長の原処分の違法性が認められたこと。

 ② これまで市長と知事は、『「市長協議報告書」は想定問答、ケーススタディであり、愛宕山の米軍住宅化に関する防衛省からの要請はなかった。』と繰り返し発言してきたが、今回の判決により、そうした説明がまったくの嘘であり、2008年4月の段階で防衛省から民間空港と愛宕山米軍住宅化の裏取引に関する働きかけがあったことが明確になったこと。

 (判決抜粋)

・市長協議は、平成20年4月7日、被告の市長、副市長・・・が出席して、約2時間にわたり行われた協議であり、愛宕山地域開発に関して、国(防衛省)及び山口県から市長の意向確認を要請されたために実施された。

  愛宕山の防衛省への売却が間近に迫っており、今回の判決の成果を踏まえて、岩国市長や山口県知事に対して、これまでの経過と事実関係を明らかにし市民に対して説明責任を果たすよう強く要求する必要がある。

 愛宕山の座り込み

1021atagoyama

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