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2010年10月13日 (水)

裏で糸引く山口県

 山口県議と岩国・大竹・和木・周防大島の2市2町の議員で構成される「岩国基地問題議員連盟連絡協議会」が開催され、次のような確認が行われたと報道されている。
「空母艦載機の移転により極東最大規模の基地となり周辺自治体に著しい負担増を強いる。その一方で負担増と我が国の平和と安全への大きな貢献に見合う格段の振興策が必要だとして、国に対して再編交付金とは別に岩国基地周辺自治体を対象にした一括交付金の創設などを求めていく」
 よく覚えているが、2008年頃、まだ岩国市が容認していない時期に、大竹市・和木町・周防大島町が次々に空母艦載機の移駐を容認し再編交付金をもらい始めたのである。県の強い指示があったのであろうが、岩国の混乱を横目にお金欲しさに動くとは、礼儀というものを知らない首長や議会だなと当時感じた。
 すでに空母艦載機の移駐を容認し再編交付金をもらっているのに、今回、もっとお金をくれと言う。
 先日もスポーツ施設を作ってくれの大合唱であったが、よく思い出して欲しい。容認派の議長や県会議員たちは、以前5千億円や1兆円もらえると大言壮語していたが、結局50~100分の1の再編交付金だけであった。
 防衛予算にも限りがあり、そんなに甘くない。
「釣った魚には、餌はやらない」
 すでに米軍再編容認と引き換えに民間空港と再編交付金という十分な餌を与えており、それ以上の餌が必要だとは思っていないはずである。
 協議会に出席した西村副知事は、次のように述べたという。
「愛宕山問題については地元の強い要請を受けて開発したことから、地元の意向を尊重するのが県の立場だ」
 何度も聞かされているのであまり驚かないが、嘘である。ここで言う「地元の意向を尊重する」とは、「早く売却を認めろ」と同義である。米軍住宅化を前提に愛宕山を防衛省に売却するために、山口県は裏で岩国市に圧力をかけ続けているのである。山口県の書いたシナリオ通りに動かされている岩国市の姿が目に浮かぶようである。
 仮に岩国市が愛宕山は売却せずと言ったら、山口県はその意思を尊重してくれるのであろうか。
 農作業の後、栗拾い。大好きな秋の味覚である。
1013kuri1

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コメント

福田市長は上記協議会の席上で、先般の防衛省説明会で市民の要望があった運動施設について、独自の提案をする、そんな趣旨の発言をしたと報道されている。
市長は米軍住宅に反対という地元や地権者の意見は聞こえなかったのか。聞こえなかったのなら「聞こえなかった」とはっきり言うべきだ。
聞こえたのにそれを無視するのなら、その訳をはっきり言うべきだ。
福田市長としての態度を明言しないままに、艦載機移駐の前提になる民空や米軍住宅誘致へ奔走する市長、市民の声を聞く耳を持たれていないのだろうか。
移駐やそれに関連する施策に賛成なら、早期に自ら市民への説明会を開催し、考えを述べ、意見を聞くべきだ。実のある対話集会を開くべきだ。その際、組織だった動員など決してしないで欲しい。
岩国の子どもたちへ新たな苦悩の付けを残し続ける事は、沖縄の二の舞を岩国の将来へ残す事になる。
沖縄の人は占領下という状況で押し付けられた。しかし、今の岩国は1等地を米軍基地に提供しようとしている。どう考えてもおかしい。

投稿: 清流 | 2010年10月14日 (木) 08時48分

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