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2010年10月 6日 (水)

情報公開に関する判決

 市民グループ(岩国を守る会「風」)が、岩国市長に対して内部文書の情報公開を求めていた裁判の判決が出された(山口地裁)。
 内容は必ずしも十分なものではなったが、岩国市長の全面非公開の決定を取り消し、一部公開を認めるものとなった。
 この内部文書「市長協議報告書」は、2008年4月に作成されたものであり、当時大きな政治問題になっていた愛宕山開発跡地の後処理をめぐって岩国市の幹部が協議した内容が記録されているものであり、今回公開された中に次のような記述がある。
「早急に市長の意向を確認して欲しい内容があるという話が(山口)県総務部と防衛省谷井参事官からあった。」
(以下、防衛省から示された7項目について協議が行われている。)
「それから、2番目。4分の3の意思確認。
 国(防衛省)は庁舎補助金とか民空(民間空港)とか再編交付金とか安心・安全対策、これらは全て岩国市のオファーによって岩国市のためにやっている。本来、民間空港再開は国とか米軍にとっては必要ないわけで岩国市が望むからやるわけで、要するに(愛宕山への)米軍住宅建設・米軍再編(空母艦載機の岩国移駐)の円滑な推進をやりたいのが本当の狙いだ。そこで、『水面下でもいいから、民空をやるためには当該地域(愛宕山)への米軍住宅建設の了承の意思を明確にして欲しい。』とのことだ。水面下で。『その握りがなければ民間空港再開はストップする』なかなか前向きには行きません。ギブアンドテイクだから取るものだけ取ってやることをやらないのならば我々は知りません、という感じだ。」

 9月3日に防衛省から「愛宕山への施設配置(案)」が示され、公式には初めて、米軍住宅化が明らかにされたことになるが、上記内部文書によれば、2年以上前にすでに、防衛省と山口県、岩国市の間で、当時岩国市が要望していた民間空港の再開と愛宕山の米軍住宅化の裏取引が行われており、山口県知事と岩国市長はその後この事実を議会や市民にひた隠しにして都市計画の廃止などの法的手続きを進めたことになる。市民や県民に対する重大な背信行為と言ってもいい。
 最近、鹿児島県の阿久根市長の議会との対立、専決処分の乱発が問題になっているが、岩国の例は、市民や県民に対する背信行為として、さらに悪質であると言っても過言ではない。
1006saiban

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人は悟りを得るために生きていると思っていたが・・・

投稿: ピース | 2010年10月 7日 (木) 23時13分

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