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2010年10月

2010年10月31日 (日)

収穫祭

 「草の根ネットワーク岩国」の農業実践活動の一環として、玖珂町野地の休耕田を借り、「草の根第1農園」と名づけ、野菜を育ててきた。今日は雨模様の中、近くの集会所に場所を移して秋の収穫祭。
 経験者の指導を受けながらではあるが、私も含めて農業は初めてという人もいて、試行錯誤の連続。やっと芽が出てきたと思ったら、たちまち虫の餌食になったり、猪が畑で運動会をしたり、思ってもみないことが起こる。それでも、ナスやピーマン、さつまいもなどはよくできて、何度も収穫し食卓に上がった。自ら育てた野菜は、格別に美味しい。
 農作業に従事した人、地域で協力していただいた人、事務所の人、最近岩国に引っ越してきた女性、そして小学生の男の子と母親・・・
 肉や野菜のバーベキューを楽しみながら、農業の素晴しさを改めて実感する。

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2010年10月30日 (土)

事業仕分け(3)

 特別会計を対象とした「事業仕分け」第3弾が終了し、俎上に上った18特会・48事業のうち「廃止」と判定されたのは4特会・8事業、その他多くの事業は「見直し」とされた。
 旧政権の時代に長年にわたって作り上げられてきた行政と政治による予算の中に、いかに市民感覚からかけ離れた無駄遣いが多いか、その一端でも国民の目の前に明らかにされたことは評価できる。
 しかし、仕分け結果がどの程度実際の予算に反映されるかは、各省の予算編成に任されることになる。その際には、従来のように各省の権益を守るという発想ではなく、大臣以下政務三役は、主権者たる国民の立場に立って、時に役所と喧嘩しても、まさに政治主導でムダを徹底的に排除するという姿勢が求められる。

 呉9条の会が主催する講演会に招かれ「「岩国に吹いた風」と題して話をした。
 特に、愛宕山が新たに米軍に提供されようとしていること。しかも、米軍住宅化を隠したまま裏取引を行うことは許されないと強調した。
 呉市営バスの廃止問題について、市民の意見を聞こうとしない市長の姿勢に関する質問もあった。選挙といえども白紙委任ではなく、様々な課題について常に民意を把握する努力を怠ってはならない。

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2010年10月29日 (金)

事業仕分け(2)

 廃止が決まった社会資本整備事業特別会計の中に、道路や港湾などと並び空港整備勘定がある。飛行機の着陸料や航空機燃料税、一般会計からの繰り入れを財源として全国98の空港の整備等の事業を行うもので、今年度の予算額は約4,600億円(うち、地方負担約50億円)。
 多くの赤字空港をつくる原因になったと評判の悪い特別会計である。
 今回は、当たらないことで有名になった需要予測とともに建設が予定されている福岡空港の2本目の滑走路がやり玉にあがった。
 結局、空港整備勘定についても廃止とされた(但し、早急に空港の民営化を進めこととされ、当面暫定的に残されることに)。
 こうした議論を聴いていて、どうしても腑に落ちないのが、岩国の民間空港である。
 まさにこの空港整備勘定の今年度予算に岩国の民間空港再開予算が計上され(3年計画で40数億円)、99番目の空港として2年後の開港に向けて着々と事業が進められている。
 しかし、国はこの空港をつくる必要性をまったく感じていないようだ。
 10月6日の山口地裁判決により一部公開が認められた岩国市の内部文書には、国の考え方を端的に示すものとして次の記述がある。
 『「本来、民間空港再開は国とか米軍にとっては必要ないわけで岩国市が望むからやるわけで、要するに米軍住宅建設・米軍再編の円滑な推進をやりたいのが本当の狙いだ。そこで、 「水面下でもいいから、民空をやるためには当該地域の米軍住宅建設の了承の意思を明確にして欲しい」とのことだ。水面下で。 「その握りがなければ民間空港再開はストップする」なかなか前向きには行きません、ギブアンドテイクだから取るものだけ取ってやることをやらないのならば我々は知りません、という感じだ。』

 岩国市は民間空港と米軍再編は取引条件ではないと繰り返し説明しているが、上記予算の説明書には、次のような記述がある。
「岩国飛行場における民間航空の再開は、厚木飛行場から岩国飛行場への空母艦載機移駐等米軍再編に係る負担を担う地元の要望に配慮する・・・」

 これも特別会計の裏技の一つかもしれないが、米軍再編というまったく別の目的を達成するために本来は必要のない空港を新たにつくることが許されるのであろうか。
 国土交通省がどのように言い訳をするのか聴いてみたいのだが、一度も岩国の民間空港は仕分けの対象にならない。不思議である。
 これでは、「特別会計を丸裸にする」という蓮舫さんの威勢のいい掛け声も空疎に聞こえる。

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2010年10月28日 (木)

事業仕分け

 低迷する民主党であるが、唯一国民の多くが評価する「事業仕分け」が始まった。
 今回は、特別会計が対象となる。予算には、主に税金を財源に一般政策経費を賄う一般会計と保険料や使用料、負担金などの特別の財源を使って、特別な事業を行う特別会計がある。一般会計予算は財務省が厳しくチェックするが、特別会計は大幅に各省庁の裁量に委ねられている。
 私が経験したのはかなり以前の話であるが、一般会計では難しい事業でも、特別会計であれば予算化できるというように、役所にとっては非常に使い勝手のいいものであった。どうしてもそこに無駄が発生する。天下り先の外郭団体などへも特別会計を通じてお金が流れる仕組みになっている。
 蓮舫さんの言を借りると、「特別会計を丸裸にする」ということである。もちろん、あまたある特別会計の内の一部について短時間の議論だけで問題がすべて解決するわけではないが、国民の目の前でそのあり方を問うことには大きな意義がある。
 但し、仕分けで「廃止」と判定された事業がそのまま自動的に廃止されるわけではない。最終的には、各省庁の大臣以下政務三役の決定に委ねられることになるので注意を要する。
 それにしても、「スーパー堤防」には驚いた。200年に一度の洪水に備えるために、800キロ以上の大規模堤防を400年かけて建設するという気宇壮大な事業ではある。事業費は12兆円だという。通常こうした公共事業の場合、小さく産んで大きく育てるのが一般的であるから、このまま続けたら、1千年経ってもまだ完成しないということになるかも。公共事業のための公共事業の典型だと言っていい。もっと緊急にやるべきことがいくらでもある。

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2010年10月27日 (水)

沖縄知事選と民主党

 沖縄知事選で、民主党本部はとうとう自主投票に決めたようだ。
 日米関係や政権にとって最重要課題の一つである普天間基地問題への対応策を決定する重要な選挙であることは間違いない。
 その選挙に政権与党が候補者を立てない、いや立てられないというのは、政党として重大な問題である。
 沖縄の県連と本部の考え方が大きく違い調整がつかなかったようであるが、今後沖縄の民主党支援者の多くは伊波さんを応援し、政府と民主党本部は密かに仲井間知事を応援するのであろうか。自民党系の現職を政府与党が蔭で金と権力を使って応援し、民主党を支援してきた人たちの民意をねじ曲げようとするとすれば、政党として自殺行為に等しい。
 さらに、知事選は普天間問題について沖縄の民意を問う最後の重要な政治決戦である。そこに自ら候補を押し立てて参戦できないとすれば、大切な民意を聴く機会を失い、ひいては民意を踏まえた普天間問題の解決の機会を自ら放棄することになる。これでは、民主主義の政治をも放棄すると言っているに等しい。政治の自殺行為に等しい。
 同じことは岩国でも言える。
 現政府は、民間空港と愛宕山の米軍住宅化の裏取引を行うなど強力な自民党支援者である岩国市長や山口県知事の喜ぶことばかりを行い、一生懸命民主党を応援してきた多くの市民の想いを裏切ろうとしている。いくら知事や市長に協力しても彼らが民主党の協力者になることはない。一方、このままでは本当の仲間を失うばかりである。
 民意に正面から向き合おうとしない政党は、確実に衰退していく。

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2010年10月26日 (火)

岩国市議選の民意

 新しい議員が決まり、12月議会に向けて愛宕山の防衛省への売却問題が焦点になる。
 某新聞のアンケートによると、新議員の内、「防衛省に売却し米軍に提供」に賛成が11人、反対が10人、「どちらとも言えない」が11人と完全に三分された形になった。
 また、某通信社の調査でも、防衛省への売却に反対が9人、賛成が8人、「態度未定」が15人となった。
 この結果から言えることは、現時点では賛否は拮抗していること、その一方で決めかねている人も多いということ。防衛省から提示されたスポーツ施設の詳細な機能が不明であることや、愛宕山を米軍基地に提供することへの根強い抵抗感などが影響していると見られる。
 そして、ほとんどの議員は選挙戦を通じて愛宕山問題を争点とせず、防衛省への売却の是非について民意が示されたと言える状況にはまったくない。

 こうした中で、福田市長は愛宕山問題への対応について「私と同じような考え方の議員が多く当選した」「新議員の意見も尊重しながら考えをまとめたい」と言う趣旨のコメントを発表したと伝えられている。
 ここで言う「私と同じような考え方」とは、どのようなものなのであろうか。これまでいかに問われても、議会や市民に対して自らの考え方を一切明らかにしてこなかったはずであるが、もし、愛宕山の処理に関する彼自身の考え方があるのであれば、速やかにそれを明らかにすべきである。米軍住宅を前提に防衛省に売却したいのあれば、そのことを市民にきちんと説明すべきである。

 落葉より かしらをもたぐ 山の幸
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2010年10月25日 (月)

岩国市議選の結果

 マスコミなどから、米軍再編に関する勢力図はどうなったのかとよく聞かれる。新しい人の考え方は必ずしも明らかではないし情勢も刻々と変化しているので、もちろん正確なことは言えないが、大雑把に言って、容認派と反対派の勢力は選挙前と変わらず、定数32人のうち2対1といったところだろう。
 マスコミだけでなく、米軍再編と愛宕山問題に関する民意が問われる選挙であると考えるのが普通であるが、残念ながら、現実にはほとんど争点にならなかった。
 新聞のアンケートでは、候補者のうち反対派が多数を占めていたが、その中に条件付き容認派も含まれていたようだし、「どちらでもない」と態度をあいまいにした人も多かった。
 選挙公報では43人のうち、わずか8人が空母艦載機移駐や愛宕山問題を取り上げているだけ。ほとんどは反対派の人であり、容認派を中心にして、基地問題には触れていない人も多かった。
 候補者の多くが、地縁、血縁、お金などで票を取るというスタイルであり、理念や政策は二の次という状況であった。現職が強かったが、普段何も仕事をしていない議員が、選挙になるとひたすら低姿勢で票を集めるのがまことに上手である。市民の方も、深く考えずに頼まれるままに投票することが多い。
 こうして選ばれた議員が、米軍再編に関する民意をまったく反映していないのは明らか。
 しかし、次の12月議会では、彼らが愛宕山の防衛省への売却に向けて重要な決断を下すことになる。
 やはり、選挙のやり方が重要である。
 今回、市民グループによる「選挙違反等告発窓口「senkyo.doc」をダウンロード 」が開設されている。すでに、「~候補者はうそつきだ」、「~候補者を落とせ」・・・などの行為が有力者によって行われているなどの情報が寄せられている。気になることがありましたら、遠慮なく、連絡してみて下さい。

 前回は明らかな公約破りがいたが、今回も同様な事例が出そうなので、議員たちの今後の言動を注視する必要がある。

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2010年10月24日 (日)

岩国市議選

 開票が進んでいる。
 社長や上司、知人に頼まれ、お金をもらい、或いは同じ地域の人だから・・・投票するという従来のやり方から、候補者の理念や政策により、市民が自由な意思で投票するという方向に変えていく必要がある。
 そのために今回、市民グループによる立候補予定者アンケート調査や議会での質問回数表の配布、「公正な選挙の会」による選挙違反告発窓口の設置、選管による選挙公報の全戸配布など様々な取り組みが行われた。
「草の根ネットワーク岩国」でも、現職と新人合わせて9人の候補者を応援した。初めてのことで軋轢も生じながら、各地域で努力していただいた。
 終盤になって、まだ決めていないが「草の根ネットワーク岩国」は誰を応援しているのかという問い合わせがいくつも入った。地域性も考えながら、或いはもう少しテコ入れが必要な候補者への投票を依頼したことも。一部の地域には、会員に電話を入れお願いもした。

 もちろん、十分な成果を上げたとは言えないが、政治グループとして、今後も選挙には積極的に関わっていきたい。
 あくまで市民の意思を尊重する「市民主義」の政治を実現するためには、独自に人材を育て、政治の世界に送り出す必要がある。
 今回、草莽塾の塾生から、2人が立候補している。
 期待と不安を持って、結果を待ちたい。

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2010年10月23日 (土)

高杉晋作

 NHKの大河ドラマ「龍馬伝」にもたびたび登場するが、高杉晋作には大いに魅かれる。
 戦いは武士の仕事と決まっていた時代に、農民や町人などいろいろな身分の者を集めて奇兵隊を作った。その発想がすごい。幕府の圧力が強まる中で、少人数を率いて功山寺に決起し、遂には藩論を統一する。長州は後の倒幕運動の一翼を担うことになる。
 他の人とまったく違う発想をし、そして実際に行動に移す。いつもそうありたいと思う。
 若き日を山口県で過ごした菅さんは、自らの内閣を「奇兵隊内閣」と名付けたところ、
同県選出の参議院議員岸信夫氏(自民)は、「わが郷土の英雄は、姑息な手段を弄して自らの責任を回避するような卑劣な武士ではなかった」と菅さんを批判したという。どちらにしても、国会の場で議論するようなことではない。

 これをとらえて毎日新聞「風知草」では、菅さんと高杉晋作の違いを探り政権の本質を見極めようとする。その中で、田中秀征さん(元経済企画庁長官)の次のような発言を紹介している。
「菅総理は事務能力こそ高いが、決断力に欠ける。決断しようにも宿志(これこれを成し遂げようという年来の志)がない。そもそも今の内閣は、奇兵隊どころか<霞が関幕府>警護の新選組ではないか」
 言い得て妙である。

 話題の高杉晋作や吉田松陰を探る「萩ツアー」が計画されている。「草の根ネットワーク岩国」の比較的若い人が中心に立ち上げた「ドラえもんプロジェクト」の初めて活動である。
  日時 11月3日(祝)終日
  目的地 マイクロバスで萩方面へ
 当初は、若者の交流を中心に考えていたが、もう少し幅を広げ年配の方ももちろん歓迎です。まだ少し人数に余裕があります。どうぞ、お気軽にご参加下さい。
 お問い合わせは、「草の根ネットワーク岩国」事務所(0827-21-9808)まで。

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2010年10月22日 (金)

市議選候補者アンケート(2)

 ある新聞の市議選候補者アンケートを見ると、不思議なことがいくつかある。
1.空母艦載機野移駐については、「反対」が16人で、「受け入れの方向で考える」の12人を上回っており、一見すると新しい議会では反対派が多数を占めるように思われるが、よく見るとそうではないことがわかる。即ち、「どちらでもない」と答えた12人の内、新人はともかく、現職のほとんどは従来容認派として行動してきた人であり、選挙に当たり意図的に態度をあいまいにしたようである。中には、完全な容認派と思われる人が「反対」と答えている場合もある。
2.空母艦載機の移駐について「どちらでもない」と答えた人の多くが、愛宕山の米軍住宅案について「防衛省に売却する方向で考える」を選択しているが、米軍住宅化を認めるということは、その前提となる空母艦載機の移駐も認めることと同じであると考えるべきである。

 今回、市議選で初めて選挙管理委員会によって「選挙公報」が発行された。43人の候補者全員の情報が掲載された資料はこれのみであり、大変いいことである。
 しかし、一目見て、体裁がバラバラであることに気付く。縦書きあり横書きあり、手書きあり活字あり、年齢やプロフィールの有無など・・・
 やはり公報として、年齢や履歴、政策など最低限の情報は盛り込むべきであり、もちろん、書式も統一する方が望ましい。
 選挙公報の発行をめぐって様々な意見が選挙管理委員会に届いているであろう。そうした市民の声を参考にして、そのあり方の見直しをして欲しい。

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2010年10月21日 (木)

情報公開裁判の判決について

 岩国を守る会「風」が控訴せずと決定したことにより、岩国市の内部文書の公開を求める裁判の判決(106日山口地裁)が確定することになった。

 改めて、今回の判決の問題点と意義を考えてみる。

1.問題点

非開示理由に該当するとの岩国市長による具体的な立証が何もなされず、また、裁判所も、インカメラ審査などにより公開すべきか否か市長協議報告書の詳細な内容に踏み込んだ判断をすることなく、情報公開審査会の答申をただ追認する形で終わった。裁判としては極めて不十分であり、情報公開の重要性を理解していないのではないか。

2.意義

 この判決の意義としては、大きく2点ある。

 ① 岩国市の情報公開審査会の一部開示の答申を無視し非開示決定とした岩国市長の原処分の違法性が認められたこと。

 ② これまで市長と知事は、『「市長協議報告書」は想定問答、ケーススタディであり、愛宕山の米軍住宅化に関する防衛省からの要請はなかった。』と繰り返し発言してきたが、今回の判決により、そうした説明がまったくの嘘であり、2008年4月の段階で防衛省から民間空港と愛宕山米軍住宅化の裏取引に関する働きかけがあったことが明確になったこと。

 (判決抜粋)

・市長協議は、平成20年4月7日、被告の市長、副市長・・・が出席して、約2時間にわたり行われた協議であり、愛宕山地域開発に関して、国(防衛省)及び山口県から市長の意向確認を要請されたために実施された。

  愛宕山の防衛省への売却が間近に迫っており、今回の判決の成果を踏まえて、岩国市長や山口県知事に対して、これまでの経過と事実関係を明らかにし市民に対して説明責任を果たすよう強く要求する必要がある。

 愛宕山の座り込み

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2010年10月20日 (水)

市議選アンケート

 市民グループによる候補者アンケートが告示前に行われ、1万部が配布された。情報が少ない中で、多くの市民の選択の参考になったのではなかろうか。
 最近は、新聞の調査結果「1020sigisen.jpg」をダウンロード が掲載されることが多い。
 ある地元紙に興味深いアンケートが載っているので、少しご紹介する。
1.空母艦載機の移駐に関して、これまで一貫して賛成してきた容認派の中にも、今回、「計画の見直し」を選択している人がいて驚いた。以前、移駐反対とアンケートに答えた人が、選挙後2ヵ月で「容認」に転じ、明確な公約違反と批判されたことがあった。選挙が終わった後、どのような行動を取るのか注視する必要がある。
2.空母艦載機の移駐に関して、「やむを得ない」を選択した人がかなりいるが、これは、逃げである。「仕方がない」「苦渋の選択」・・・ すべて、政治家特有の言い訳である。本当は移駐反対だが、国が決めたことだから「やむを得ない」というのは、責任逃れ以外の何ものでもない。最後まで市民の側に立って闘うことこそ、政治家の役割。
3.愛宕山については、「防衛省に売却し米軍に提供」を選択する人がかなり多い。その理由として共通に挙げられているのが、赤字解消である。冷静に考えれば、確かに開発に伴う借金はあるが、同時に土地という立派な資産も持っており、いくらでも民間に売ることができるのである。
4.自由記述の中には、愛宕山を防衛省に売却して市民に役立つように使うべきだという意見もあるが、防衛省に売れば必ず米軍基地になることを認識すべきである。
5.全体としては、空母艦載機移駐については、賛成が17人、反対が21人と、反対が多数を占めている。
 こうしたアンケート結果は選挙後も大事に取っておこう。

 玖珂の「草の根第1農園」に立派な柵がつくられた。さぞかし猪も困るだろう。
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2010年10月19日 (火)

田布施町長選挙

 一人の若者が、田布施の町長選挙に挑戦している。弱冠31歳の松村文彦である。
 古い政治を変えたい、故郷のまちをよくしたいという熱い想いで飛び出していったのである。
 このまちは、岸信介・佐藤栄作両首相の時代から激しい闘いが繰り広げられ、その名残が今も残っている。保守的な山口県の中でも、特に難しい地域だと言われている。
 大きな壁を前にして立ちすくむことなく敢然と挑戦する彼と彼を取り巻く若者たちの姿は、清々しくもあり、また頼もしい。
 一部の人が牛耳る旧来の政治に、市民の力で確かな風穴を開けて欲しい。
 田布施町に少しでもご縁のある方は、ぜひ応援を!

 選挙事務所の様子。中には、託児施設も用意されている。
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2010年10月18日 (月)

市議選(2)

「艦載機移転は民主党の政権でも閣議決定され、もはや止まることはない。国防の負担はどこかが引き受けなければならない」
「行政運営には財源が必要であり、(米軍再編問題は)『打ち出の小づち』になりうる。正々堂々、国と条件交渉をしていく」
 出陣式でのある候補の訴えだという。

 「千載一遇のチャンス」「100年に一度のチャンス」「5千億円も1兆円ももらえる」
 彼らの口癖である。本気で信じているとすれば、よほどの楽天家なのであろう。
 現市長が空母艦載機の移駐を容認してすでに3年目になるが、「打ち出の小づち」になるどころか、わずかな再編交付金と赤字必至と言われる民間空港を得ただけで「打ち止め」になっているのが実情である。
 8百兆円を超える借金を抱える国に、岩国を特別扱いする余裕などあるはずもないことは常識であろう。
 加えて、初めに容認してしまえば、それで勝負は負け、条件交渉をと言っても足元を見られ取るものも取れない。悲しいかな交渉の仕方を知らないというべき。
 「艦載機移転は閣議決定されたので、もはや止まることはない。」
 まるで他人事のような言葉である。市民を守るためであれば体を張るという気概が、政治家には求められる。
 沖縄では、首長や議員の力が、国策を動かそうとしている。

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2010年10月17日 (日)

市議選

 朝から市議選立候補者の街頭宣伝車が走り始める。「ウグイス」と言われるきれいな女性の声に交じって時折候補者本人がマイクを握り訴えている。ほとんど一瞬の内に通り過ぎることが多く、政策よりも重点は名前の連呼になる。
 日本全国、選挙と言えば例外なくこうしたスタイルである。私も何度か経験したが、こんなやり方で本当に市民に想いが届くのだろうかといつも疑問に思いながら手を振り声を張り上げていた。
 他人と同じことをするのはやめようと提案したこともあったが、仲間の人たちが不安のようであったし、各地の支援者の人たちも宣伝カーを楽しみに待っているので、大きくやり方を変えることはできなかった。しかし、駅前やスーパーのまえ、交差点などできるだけ多くの場所で、車から降りて街頭宣伝することを心がけた。
 選挙と言えばこうしたスタイルが常識になっているが、そろそろ考え直す時期に来ているのではなかろうか。
 公的機関やNPOなどが主体となる公開討論会などを通じて、候補者の人となりや政策などがよくわかるようにすべきである。

 草刈の様子。地元の人たちも加わり、長年伸び放題の草に挑む。美和町秋掛釜ヶ原、明治時代に圃場整備がされていたという。
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2010年10月16日 (土)

知事の姿勢

 報道によると、知事は15日の記者会見で、次のように発言したとのこと。
「国(防衛省)が米軍再編関連施設用地として買い取りを求めている以上、岩国市が今回の米軍再編について愛宕山の施設配置案を含めて容認しなければ売却しない。」
「近く岩国市長と会って、自分の考え方を伝えたい。」

 2年前に愛宕山開発事業の廃止手続きを行う際も、それ以降も一貫して、知事は、「滑走路の沖合移設という国家プロジェクトに協力して来たので、無条件での買取を求める」と発言してきたが、ここに来て防衛省から具体的な利用案が示されると、突然方針転換し、米軍住宅でも何でも構わないと言い出した。
 その言葉の無責任さと豹変ぶりには驚かされる。
 そして、今回、知事自ら岩国市長に会って対応を協議するという。
 表面上は、「岩国市の意思を尊重するという立場で、岩国市が米軍再編を容認しない限り愛宕山は売却しない」としているように思えるが、実質は全く違う。米軍再編を早く容認しろと市長に圧力をかけに行くのであろう。愛宕山を早く売却しなければならないと知事に焦りの気持が出始めているようである。

 草莽(そうもう)塾第7期が無事に終了した。民主党の代表選挙や名古屋や鹿児島県の阿久根市の実例に触れながら、国の政治のあり方、地方自治体における首長と議会の関係、愛宕山処理をめぐる政治の嘘などにつきわかりやすく解説した。受講生は、3コース合計で約60人。
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2010年10月15日 (金)

候補者のチラシ

 選挙候補者のチラシに次のようなものがよく見られる「img040.pdf」をダウンロード
 道路工事、街灯の設置、歩道の整備、○○会館の建築・・・などの写真を一面に掲載し、あたかもすべて自分がやったかのように宣伝する。
 こんなチラシが効果があるのだろうか。市民の皆さんはどのように思われるのだろうか。
 私は、講演や草莽塾などの際には、次のように言うのが常である。
「候補者は、情報公開や福祉の充実、子育て支援などみんないいことばかり言うので、誰を選んでいいかわからない場合が多いが、一つ確実に言えることは、あれをやった、これを作ったと写真を並べて宣伝するような人は選ばない方がいい。」
 議員一人の力で何でもできるものではなく、こうした話が眉つばものであることはおわかりであろう。
 こうした議員にとっては、地域や支援者への利益誘導が主な仕事であり、そのためには行政の職員に圧力をかけ、怒鳴りつけることも平気である。一方で、重要な政策課題にはまったく無頓着、安易に反対し、市民全体に不利益をもたらすことも。
 知人や上司に頼まれたから、同じ地域に住んでいるからといった理由ではなく、我々一人ひとりが、候補者の理念と政策をしっかり見極めて、自らの意思で自由に投票する必要がある。
 選挙のあり方、投票のあり方を変えるために、市民グループが候補者のアンケートを1万部配布し、また、今回新たに、「公正な選挙の会」が立ち上がり、選挙違反などに関する情報の受付窓口「1015.doc」をダウンロード も設置されている。
 選挙から変えていかなければ、政治は決して変わらない。こうした市民の新しい試みが、少しでも効果を発揮することを期待したい。

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2010年10月14日 (木)

予算委員会

 衆参の予算委員会で、連日、政治とカネ、尖閣列島問題などが取り上げられている。
 政治とカネの問題では、小沢さんの国会での証人喚問が焦点になっているが、こういう場合の常套句は、旧政権の時代から次のようなものであった
 「政治家本人が決めるべきもの」
 菅さんも、これにならっているようである。
 もちろん最終的には本人が判断することになるが、その前に、政党としてどのようなけじめをつけるのかが問われるているのである。あいまいなままで放置しておいて支持率を下げるとすれば、政党として機能していない、リーダーとして役割を果たしていないことになる。
 各地に招かれ講演をしているが、小沢人気がかなり高いことに驚かされる。内外に課題が山積する中で、彼なら何かやってくれるのではないかという期待があるようだ。
 仮にそうだとしても、彼の時代はもう終わったのではないか。
 検察審査会のあり方にも問題があるかもしれないが、法は法である。今後、被告として長く裁判を闘うことになれば、政治の表舞台に立つことはできない。力の空白ができることになれば、民主党も日本の政治もかなり混乱するかもしれないが、それを乗り越えて、次の段階に進むべきである。
 それにしても、予算委員会が面白くない。一方が派手に攻め、他方はひたすら安全運転、聞いていても、後に何も残らない。将来の国づくりについて、双方の理念と政策を掲げ、国民の目の前で堂々と議論を闘わせて欲しい。特に、菅さんにとっては、自らの想いを直接国民に伝える絶好の機会である。これを有効に使わない手はない。
 政治評論家・森田実さんのホームページに、「風だより岩国」を投稿しましたので、ご覧下さい。

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2010年10月13日 (水)

裏で糸引く山口県

 山口県議と岩国・大竹・和木・周防大島の2市2町の議員で構成される「岩国基地問題議員連盟連絡協議会」が開催され、次のような確認が行われたと報道されている。
「空母艦載機の移転により極東最大規模の基地となり周辺自治体に著しい負担増を強いる。その一方で負担増と我が国の平和と安全への大きな貢献に見合う格段の振興策が必要だとして、国に対して再編交付金とは別に岩国基地周辺自治体を対象にした一括交付金の創設などを求めていく」
 よく覚えているが、2008年頃、まだ岩国市が容認していない時期に、大竹市・和木町・周防大島町が次々に空母艦載機の移駐を容認し再編交付金をもらい始めたのである。県の強い指示があったのであろうが、岩国の混乱を横目にお金欲しさに動くとは、礼儀というものを知らない首長や議会だなと当時感じた。
 すでに空母艦載機の移駐を容認し再編交付金をもらっているのに、今回、もっとお金をくれと言う。
 先日もスポーツ施設を作ってくれの大合唱であったが、よく思い出して欲しい。容認派の議長や県会議員たちは、以前5千億円や1兆円もらえると大言壮語していたが、結局50~100分の1の再編交付金だけであった。
 防衛予算にも限りがあり、そんなに甘くない。
「釣った魚には、餌はやらない」
 すでに米軍再編容認と引き換えに民間空港と再編交付金という十分な餌を与えており、それ以上の餌が必要だとは思っていないはずである。
 協議会に出席した西村副知事は、次のように述べたという。
「愛宕山問題については地元の強い要請を受けて開発したことから、地元の意向を尊重するのが県の立場だ」
 何度も聞かされているのであまり驚かないが、嘘である。ここで言う「地元の意向を尊重する」とは、「早く売却を認めろ」と同義である。米軍住宅化を前提に愛宕山を防衛省に売却するために、山口県は裏で岩国市に圧力をかけ続けているのである。山口県の書いたシナリオ通りに動かされている岩国市の姿が目に浮かぶようである。
 仮に岩国市が愛宕山は売却せずと言ったら、山口県はその意思を尊重してくれるのであろうか。
 農作業の後、栗拾い。大好きな秋の味覚である。
1013kuri1

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2010年10月12日 (火)

自由で公正な選挙

  市民グループである「岩国を守る会 風」により、「自由で公正な選挙を実現するために」という声明が発表された。

 その趣旨は、次の通り。

1.市民の自由な意思により投票する権利が保障されて初めて、多様な民意が政治に反映される。選挙は、民主主義が機能する基盤になるもの。

2.しかし、現実の選挙は、自由と公正とは程遠い。

 デマの流布や誹謗中傷、企業や団体を通じた締め付けや強要、期日前投票への企業の動員、病院や福祉施設などの不在者投票における特定候補への投票の誘導などが行われる。

 こうした行為は、すべて公職選挙法に違反するもの。

3.10月24日の岩国市議会議員の選挙が公正に行われることを願って、市民からの選挙違反等に関する告発や情報を受け付ける窓口を設置する。

      公正な選挙の会(選挙違反告発窓口)

      「岩国を守る会「風」」の会員応対

         電話&FAX 0827-21-9811 

         受付時間 平日10:00~17:00

 市民による選挙監視、岩国では初めての画期的な試みである。

 会社の社長や上司の強要、知事や市長(幹部も含む)の指示、業界の締め付けなどは、いずれも法律違反であり、本来従う必要はないもの。最後の秘密投票の際に、自らの良心に従って投票すればいい。

 誰にも妨害や強要をされず、候補者の理念と政策に基づき、一人ひとりの自由な意思により投票することができる、そうした環境ができれば、必ず、住み良いまちになる。

 市議会の選挙は、いよいよ終盤戦。激戦の中で何が起こるかわからない。

 何かおかしいなということがあれば、上記窓口までどんどん連絡しましょう。

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2010年10月11日 (月)

愛宕山問題に関する一文

 「愛宕山米軍住宅について」と題する一文が、地元紙に掲載された。
 以前岩国市長選を私と闘った松前真二氏によるものであるが、その中で、次のように述べている。
「改めて自己批判しなければならない。私は「愛宕山に米軍住宅を造らせない」と運動してきたし、先の市長選では「福田は愛宕山に米軍住宅は造らない」と現市長を熱心に応援した。そのための道具が「福田私案」であった。これは100%私が作成し、当時衆議院議員だった福田市長の賛意を得て、彼の代議士1周年記念として公表したものだ」
 これは、川下地区の一部の愛宕山への集団移転のことを指しているのだが、推測したとおり、松前氏の作であったことが明らかになった。
 この「福田私案」の取り扱いについては、先日の判決で一部公開とされた「市長協議報告書」でも、防衛省からの確認事項の最初に取り上げられ、福田市長が次のように発言している。
「現実的に、あれは最初から愛宕山に米軍住宅ありきという話が出ると国(防衛省)に対する警戒心が高まるから、ああいう案を出した。一石投じてみた。」
 要するに、提案した本人が初めからやる気がなかった。ただ国のために動いたことを白状しているのである。
 防衛省は当初から愛宕山に狙いを定めており、こうした一連の行動は、市民をかく乱するだけの結果に終わっている。

 美和町秋掛大田原の草刈り隊の面々
1010kusakari

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2010年10月10日 (日)

大阪にて

 市民グループの主催する戦争や基地に反対する関西のつどいに招かれた。
 4.25沖縄県民大会の実行委員会事務局長で県会議員の新里米吉さんの特別報告が行われるなど、沖縄問題が中心テーマであったが、時間をいただいたので岩国の現状についても、概略次のように報告した。
1.空母艦載機の岩国移駐が実施されれば、巨大な基地が出現する。
 中四国の山間部で行われている低空飛行の被害の拡大。NLPなどの訓練基地が近辺に建設される。橋下知事の発言にもあるように、関空への誘致も。
 今回の米軍再編を西日本全体の問題として考えて欲しい。
2.政府の嘘
 国策を遂行する場合に、政府がいかに国民をごまかすか。
① 滑走路の沖合移設
 安全・安心を目的にした沖合移設が、米軍再編の受け皿に。
 防衛省には、当初から沖縄や厚木の負担を転嫁する意図があり、地元の政治家や有力者もそれを承知の上で推進。市民は完全に裏切られた。
② 愛宕山の米軍住宅化
 沖合移設への土砂の供給と住宅開発を目的とした愛宕山開発が突然中止され、米軍再編に伴う米軍住宅に転用されようとしている。住民は裏切られたという想い。
 借金の返済と民間空港実現のため、県と市が自ら土地を差し出し基地にするというのは、最悪の選択。
 しかも、米軍住宅化を隠し、裏取引で進めようとする。民主主義を否定する背信行為。
3 政権交代
 期待を裏切られ、旧政権と同様、米軍再編は、そのまま進行。
 9月初めに、防衛省から愛宕山の利用計画案が示された。野球場などのスポーツ施設の建設も含まれており、市民の中には、賛成する人も。
 お金で動く人は必ずいるが、基地周辺の人たちには、生活や命がかかっており納得できず。決して問題は解決しない。
 毎月3回、「1」のつく日に愛宕神社前で座り込み
4.ではどうすればいいのか
 外交・防衛も、国民の理解と協力なしには一歩も前に進まない。
 何も知らせないままに、一方的に基地負担をおしつけることは、すでに限界に。
 → 民意を大切にするという原点に返るべき。
 今後50年の長期的展望の中で、日本の平和をどのように維持していくのか、主体的に考えるべき時期に。アメリカとの関係だけでなく、アジア近隣諸国との信頼関係をどう築くかが大切。
 今はっきり言えることは、民主主義と自治をしっかり機能させることが、確かな平和の礎。
 「市民の力で政治を動かす」
 本当の意味での民主主義の実現を目指す新たな闘いが、今沖縄で始まっている。
 岩国も、その闘いに参加する。

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2010年10月 9日 (土)

大阪へ

昨日は、鳥取倉吉市近くの三朝温泉に泊まる。
岡山から伯備線経由、米子で山陰本線に乗換え約5時間、東京までの所要時間とほぼ同じ。
あいにくの雨で、大山に会えなかったのは心残り。
中国地方の自治体議員のみなさんを対象に講演。
本来の民主主義を機能させることが、市民の幸せ、平和につながることを訴えた。
今日は、鳥取市、智頭経由で大阪へ、約3時間。

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2010年10月 8日 (金)

情報公開裁判

協議の中身については非公開とされたが、その理由は、率直な意見交換が不当に損なわれる恐れなどがあるというもの。
これも、条文をそのまま引用しているだけで、具体的な説明が何もなされていない。
市民の知る権利を制限する根拠としてはいかにも不十分である。
これで裁判と言えるのであろうか。(鳥取三朝温泉にて)

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2010年10月 7日 (木)

山口地裁判決(2)

 昨日の山口地裁の判決(岩国市長に対して内部文書の情報公開を求める裁判・2009.9.2提訴)について、少し考えてみる。
 判決の主な内容は、岩国市長の全面非開示決定処分(2008.9.10)を違法であるとして取り消し、一部公開を認めるものである。
 行政文書には、必ず日時や件名、出席者などの事実に関する部分と協議の中身に関する部分があり、他は黒塗りにしてでも少なくとも日時や件名などの部分を公開すべきは常識である。そうした観点からすれば、市長の全面非公開の処分は、条例に反することは明確であり、今回の判決は妥当であった。
 しかし、判決は、一部公開の範囲を決定する際に岩国市の情報公開審査会やその後に行われた岩国市の判断に依拠するのみで、裁判所自らが内部文書を実際に読んで点検した形跡が見られないことが不可解である。
 また、内部文書の内の協議の中身に関する部分が岩国市情報公開条例に言う「非開示事由」に該当するかどうかという点について、判決は次のように述べている。
「協議録中には、岩国市情報公開審査会の答申のとおり、出席者の私見ないし所感などの意思形成過程の情報が含まれていると合理的に推認することができる。」
 裁判は証拠に基づき厳格に行われるものと思っていたが、「推認」により行われたと書いてある。内部文書を実際に見ないで、単なる推測で審理を行うことが許されるのであろうか。この点に強い違和感を感じる。
 彼岸花
1007higannbana

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2010年10月 6日 (水)

情報公開に関する判決

 市民グループ(岩国を守る会「風」)が、岩国市長に対して内部文書の情報公開を求めていた裁判の判決が出された(山口地裁)。
 内容は必ずしも十分なものではなったが、岩国市長の全面非公開の決定を取り消し、一部公開を認めるものとなった。
 この内部文書「市長協議報告書」は、2008年4月に作成されたものであり、当時大きな政治問題になっていた愛宕山開発跡地の後処理をめぐって岩国市の幹部が協議した内容が記録されているものであり、今回公開された中に次のような記述がある。
「早急に市長の意向を確認して欲しい内容があるという話が(山口)県総務部と防衛省谷井参事官からあった。」
(以下、防衛省から示された7項目について協議が行われている。)
「それから、2番目。4分の3の意思確認。
 国(防衛省)は庁舎補助金とか民空(民間空港)とか再編交付金とか安心・安全対策、これらは全て岩国市のオファーによって岩国市のためにやっている。本来、民間空港再開は国とか米軍にとっては必要ないわけで岩国市が望むからやるわけで、要するに(愛宕山への)米軍住宅建設・米軍再編(空母艦載機の岩国移駐)の円滑な推進をやりたいのが本当の狙いだ。そこで、『水面下でもいいから、民空をやるためには当該地域(愛宕山)への米軍住宅建設の了承の意思を明確にして欲しい。』とのことだ。水面下で。『その握りがなければ民間空港再開はストップする』なかなか前向きには行きません。ギブアンドテイクだから取るものだけ取ってやることをやらないのならば我々は知りません、という感じだ。」

 9月3日に防衛省から「愛宕山への施設配置(案)」が示され、公式には初めて、米軍住宅化が明らかにされたことになるが、上記内部文書によれば、2年以上前にすでに、防衛省と山口県、岩国市の間で、当時岩国市が要望していた民間空港の再開と愛宕山の米軍住宅化の裏取引が行われており、山口県知事と岩国市長はその後この事実を議会や市民にひた隠しにして都市計画の廃止などの法的手続きを進めたことになる。市民や県民に対する重大な背信行為と言ってもいい。
 最近、鹿児島県の阿久根市長の議会との対立、専決処分の乱発が問題になっているが、岩国の例は、市民や県民に対する背信行為として、さらに悪質であると言っても過言ではない。
1006saiban

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2010年10月 5日 (火)

県議会での知事答弁

 「防衛省が(米軍住宅として)買い取りを要請してきたので、今後は県の方から買い取り要望することはなくなった。普天間解決まで買い取り要望を封印するという(自身の)発言は、形式的には意味を持たなくなったと考えるべき」
 開会中の県議会における山口県知事の発言である。
 国の買い取り要請があると否とにかかわらず、本当に売らないという意思があるのなら、それを貫けばいいのに、「形式的には意味を持たなくなった」とまるで他人事のようである。
 一方で、
「普天間の見通しが立たないうちに空母艦載機の(岩国)移駐のみ切り離して進めることは認められない」
「跡地の国への売却は原則、地元の意向として米軍再編を容認することが必要」
という
 普天間問題は完全に暗礁に乗り上げているので、これだけ聴いていると、知事は空母艦載機の移駐に反対してくれ、愛宕山の売却も当分行われないのだと勘違いする人がたくさんいるのではなかろうか。
 すべてごまかしである。すでに2年前に、県は米軍住宅化を前提に愛宕山を防衛省に売却することを決めており、その後は、時々に応じ様々な表現を巧みに使い、真実を隠しながら目的に向かって進んでいるのである。
 当初の「国家プロジェクトに協力したから、無条件で買ってもらう」から、「米軍基地関連も無条件の内」、「米軍住宅でも構わない」と知事の言葉は信じられないほど大きく変遷し、まるで、言葉の遊びをしているよう。
 近い内に、愛宕山も売りに出すことは目に見えている。その際に、どんな言い訳をするのだろうか。
 西岩国集会
1005nisi2

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2010年10月 4日 (月)

「岩国自治基本条例(仮称)」について

 市民検討委員会を立ち上げ昨年から検討してきた「岩国自治基本条例(仮称)」の制定に関する中間報告がまとまり、本日記者発表を行った。
 主な内容は次の通り(詳細は、別添参照「1002.doc」をダウンロード )。
1.基本原則
 行政・議会の徹底した透明化と市民の参画を掲げるとともに、民主主義の基盤となる選挙や住民投票の重要性に鑑み、市民の投票の自由の保障を特別に明記した。
2.市民の役割
 市民の知る権利と参画の権利を掲げるほか、特に、市民は企業や団体の圧力や指示、その他一切の干渉を排除し、選挙及び住民投票において自由に投票する権利を保障されるとした。
3.行政の役割
 行政の執行の際の民意の尊重と説明責任、そして公平・公正について規定するとともに、市職員の職務遂行の原則についても規定した。
4.議会の役割
 市民に開かれた議会とすべく、情報提供や議会報告会の開催につき規定した。
 市民全体の代表として議員は、特定の地域や団体の特別の利益を図る行為をしてはならない。また、口利きやあっ旋、不当な圧力などにより、公正な行政執行を妨げてはならないとした。
 そして、外部の第三者機関により、議員定数や報酬などを審査・決定する。
 議員の身分を第三者機関の決定にゆだねるとした部分は、どこの条例にもない大きな特徴である。
5.その他
 市民の声を反映させる重要な仕組みとして、情報公開と住民投票を取り上げた。
 この条例の執行を担保するため、外部の審査機関の設置も明記した。これも、他にない大きな特徴である。

 この中間報告は、議論のスタート台であり、今後、議員や行政、そして幅広い市民の皆さんと議論を深め、最終的には条例化を目指したい。
 そうした意味も込めて、市政運営の参考にしていただくため、市長と市議会議員選挙の候補者全員に、この報告書を送付する。
 珍しいあけびをいただいた。
1004akebi

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2010年10月 3日 (日)

岩国市議会議員選挙

 「しっかり聴いて、考えよう!」と題して、岩国市議会議員選挙立候補予定者の意見を聴く会が行われた。
 私が市長在職中に、女性の政治参加を目的に「女性模擬市議会」が開催されたが、その参加者を中心に結成され、女性の立場から政治やまちづくりに関し発言し行動している「女性ネット21いわくに」が主催したもの。前回の市議会議員選挙に続き2回目の開催。
 10月24日の選挙の立候補予定者は45~46人(定数32人)になり、全員の人柄や政策を知る機会はほとんどない。投票者の顔と名前も知らないままに投票日を迎える人も多いかもしれない。
 参加者が11人と少なく残念であったが、今回の企画は、立候補予定者一人ひとりの考え方を直接聴くことができる大変貴重な機会であった。10分という短い持ち時間の中で、現職は、これまでの実績や今後の政策についてかなり具体的に訴え、一方新人は、立候補の動機や市政改革にかける熱意などを熱く語っていたのが印象的であった。
 主催者側は大変だが、時に公開討論なども交えればより効果的であろう。
 選挙を控えて自らを宣伝する絶好の機会であり、どうして多くの人が参加しないのか不思議である。

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2010年10月 2日 (土)

自治基本条例について

 昨年11月に公募の市民委員22人からなる「自治基本条例検討市民委員会」を立ち上げ、毎月1回委員会を開催し議論を続けてきたが、本日の第10回市民委員会において、概ね「中間報告」がまとまった。
 詳細は、近く記者発表する予定であるが、基本原則は、次の3点である。透明化の対象や市民の参画の範囲を拡大し、さらに、特長として、投票の自由の保障について取り上げたことである。
(行政・議会の徹底した透明化)
行政・議会の保有する文書はもちろん、政策決定や予算編成、議会審議など行政執行・議会運営のすべての過程は、原則として市民の目の前に明らかにされる。
(行政・議会への市民の参画)
行政・議会への市民の参画、意見表明の機会が確保され、民意を反映した行政、議会運営が行われる。 
(市民の投票の自由の保障)
市民が直接政治に関与する貴重な機会である選挙及び住民投票において、市民の投票の自由が保障される。

 今後、この「中間報告」を基盤にしながら、市政運営の基本的な考え方、つまり我がまちの「憲法」の制定に向けて、市民の皆さんとさらに議論を深めていきたい。

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2010年10月 1日 (金)

ブログのコメントより

 最後の市民会館での愛宕山住民説明会に関する私のブログに寄せられたコメントを紹介する。

「無いと困るのも金ではある。その量には適度な値がある。そしてとくに努力しないで得られる金は人間を蝕んでゆく。
 岩国という地域性が、努力しないで得られる金に執着している人々を集め、そういう人たちの声ばかりが政治に届く。
 その結果、岩国の産業は廃れ、有能な人材は外に出て行かざるを得ない。」

「『足る事』も『恥』も知らず、未来像をこれほど楽天的に描けるのも一種の才能と言えるのかも(皮肉)。
 お金で買えない安全や命を、どれだけ失う事になるのか位は想像して欲しいけれど、
『人災』が自らに降りかかるまで、あくまで他人事を決め込むのかなぁ(嘆息)
『その時』にはもう遅いのに」

 まちの名士と言われる人たちが、ひたすらお金の無心をする光景は異様であった。度が過ぎると逆効果である。準公務員であり、岩国市の福祉を預かる社会福祉協議会の会長まで登場し、あのような場所で堂々と政治的発言をする。元々市長の政治的任用であり、特定の県会議員や市会議員の後援会長も兼ねるなど極めて政治色の強い方であるが、ここまで来ると、やはり度を越している。

 愛宕山の座り込み

1001atago

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