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2010年9月12日 (日)

市議会一般質問から

 今回の愛宕山施設配置案に対する考え方を問われて、市長は、次のように答えている。
「『愛宕山は米軍住宅ありきでは売らない』と言ってきたことが、今回の防衛省の施設配置案になったと思う。
 すなわち、① 愛宕山開発跡地の半分が運動施設になったこと。
      ② 特段の配慮で、運動施設エリアへの立ち入りが原則自由になったこと。
      ③ 全体の3/4が基地内に建設されることになったこと。」

 市長は、一貫して「無条件で国に買取を求めている」と言い続けていたが、運動施設をつくってもらうために内々で住宅を基地内に持っていくよう要望する、つまり初めから条件闘争をしていたのだろうか。「無条件」がいつ、どのような理由で「米軍住宅容認」に変ったのだろうか。
 さらにあらゆる機会に「米軍住宅ありきでは売らない」と強調して見せていたが、この言葉の意味がわかっているのだろうか。
 市民に問うとほとんどの人は、「愛宕山が米軍住宅になるのなら売らない」という意味であると答える。それが、世の中の常識である。愛宕山周辺の住民も、市長のこの言葉にわずかな望みをかけていたが、今回、完全に裏切られたことになる。
 「米軍住宅なら売らない」と公言したのなら、あくまでその方向で頑張るべきであり、それが達成できなければ率直に謝るべきである。逆に、米軍住宅ができてもその数が減ったのは俺のお蔭だと開き直る神経が信じられない。
 さらに、市長のお蔭だという今回の案では、基地内の住宅戸数が大きく増加し、川下地区の負担がさらに増大することになる。そのことに対する配慮は、微塵も感じられない。
 「愛宕山は米軍住宅ありきでは売らない」という言葉は、初めから市民をごまかすための嘘だったのである。
 今日の集会で、こうした嘘を糾明する方法はないのだろうかという声が出された。
 それは第1に、議会の役割であり、そして、選挙における市民の判断である。
 それ以前の、人としてのあり方の根本に関する問題であろう。

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コメント

政治化の常套手段、常套句に苦々しい思いです。その度にどうして有権者はこんな政治家に投票し、納税者はこんな政治家を飼うのだろうかと不思議でたまりません。国民ときちんと向きあう政治家、住民ときちんと向きあう政治家はいないのでしょうか。いえいます! 居るにもかかわらず選挙になるとそういう政治家を落選させてしまう。自分で自分の首を絞めてどうするんだと憂鬱になります。今夜の名護市をはじめとする沖縄統一地方議員議選の結果がそうはならないことを祈っています。

投稿: 信濃のアブマガ | 2010年9月13日 (月) 01時42分

「400メートルも野球場も岩国市に申し込むんじゃけえ作ったらええんじゃ」という目立ちたがりの年配の人。「それは間違い」と作られるものは岩国市民の物ではない「米軍人とその家族のもので、それを日本の税金で作ってあげる」、と説明、その使用は米軍の許可があって使える、と付け加えた。
目立ちたがりの年配は、そんなことはニュースで言わなかった、という。ニュースの作り方が故意か国の分かりにくい説明文を理解しないで伝えている、と再説明した。
情報は聞いたり見たりする人へ分かりやすく伝える責任がある。
行政に都合の良い内容の公的な説明を鵜呑みに流すのは、報道としていかがなものか。

投稿: 清流 | 2010年9月15日 (水) 08時40分

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