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2010年9月 4日 (土)

愛宕山の米軍住宅化(2)

 昨日防衛省から示された「愛宕山用地における施設配置(案)」の主な事項は次の通り。
1.基本的な考え方
 ① 愛宕山用地については、在日米軍再編に関連した施設の用地として取得
 ② 米軍住宅については、できる限り岩国基地内に整備
2.施設配置
 ① 米軍住宅(1,060個程度)の内、4分の1(270個程度)を愛宕山に建設。残りの4分  の3(790個程度)は岩国基地内に建設
 ② 野球場、400メートルトラック等の運動施設を整備し、住民の利用も可能
 ③ 運動施設エリアへの立ち入りは、開門の間、原則自由
 米軍住宅は西地区に、運動施設は東地区に配置される予定。

 冷静にこの配置案の中身を検討する必要がある。
 まず第1に、計画の内容は当初より少し変化しているかもしれないが、依然として愛宕山用地全体100ヘクタールの約半分を占める西地区に広大な米軍住宅ができること、そして運動施設と合わせて約75ヘクタール、東京ドーム15個分にも相当する広大な土地がアメリカ軍に提供され米軍基地ができるという本質的な部分は何も変わっていないこと。
 スポーツ施設は基地を拡大するためのアメである。わずかなアメに目が眩んで市民の大切な財産を売り飛ばすことは、繰り返し言うが「最悪の選択」である。市街地の真ん中に治外法権の土地ができればまちづくりの大きな障害になるだけでなく、建設工事は大手業者により行われ地元への波及効果は少ない、さらに岩国市の貴重な財政収入である固定資産税が永久に失われる。逆に地元が主体となって、旧国病などと連携した福祉の里や良好な住宅の建設、国の補助金などを活用してスポーツ施設の整備などを行えば、将来の岩国市の発展の核とすることができる。もちろん地元発注により工事を行えば地域経済への波及効果も大きい。どちらが市民に利益のある政策か誰でもわかる。先見性の無さもここまで来るとあきれる。このまま売却されれば、「悪政」の見本として未来永劫にわたって記憶されることになろう。
 こんな計画で愛宕山周辺の住民が納得するはずもない。市役所前で防衛副大臣に対して強い抗議の意思が示された。
0903siyakusyo1

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コメント

普天間基地の空きスペースも、普段なら市の行事に駐車スペースとして貸し出しできるのに、教科書検定だったかな、の県民大会の時には、特定の意見に与する集会に貸し出すことはできないといって、駐車スペースの確保に難儀した。

いくら、市民の利用も可能だといっても、それを文字通り信じることはできない。まして、治外法権の空間ができれば、ライフラインの敷設などにも影響がでる。基地交付金の支給、あるいは米軍再編特措法に基づく再編交付金にしても、あてにすることができないのは、市長がかわるときにすでに岩国市民が経験したことだ。そのことをもう一度思い返すべきだろう。

投稿: IKEO | 2010年9月 4日 (土) 23時42分

観音寺の千手観音みておもう
その瞳から思うこと
その瞳は一切を見通し、人の苦しみも救済でき、暗黒の心に光もさせよう
しかし、その聡明すぎる瞳は自ら近づかずば意味を成さない意志を感じる
それが自然であろう
大きく瞳を凝らし未来を見て欲しいと願う
出来るならそこには美術館が建って欲しい
いや郷土資料館か?
その地に住む人の為に利用される事を願いまする

『仏像の写真をみて記した雑記』

投稿: ピース | 2010年9月 5日 (日) 16時42分

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