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2010年8月 7日 (土)

平和宣言

「今こそ、日本国政府の出番です。「核兵器廃絶に向けて先頭に立」つために、まずは、非核三原則の法制化と「核の傘」からの離脱、そして「黒い雨降雨地域」の拡大、並びに高齢化した世界全ての被爆者に肌理(きめ)細かく優しい援護策を実現すべきです。」
 広島の平和記念式典での秋葉市長の平和宣言の一節である。
 その通りである。唯一の被爆国として、世界のどこの国も果たすことができない、日本だけがなしうる役割である。この非人道的な兵器の保有については、いかなる理由も正当性もない。抑止力のためにアメリカの核の傘が必要だという議論は、仮にアメリカという存在がなければ、国を守るために自ら核武装すべきだという議論にもつながる。事実、非核三原則も形骸化し、密約によって核が持ち込まれていた、岩国にも実際に核兵器が保管されていたと言われている。
 これでは、いくら核廃絶を叫んでも、外交辞令に過ぎず説得力に欠ける。
 また、アメリカが核戦争の危険を冒してでも日本を守ってくれると考えるのは、楽観的過ぎるのではなかろうか。そもそも「抑止力」という概念が机上の議論になっているのでは。
 国が動かないという状況の中で、秋葉さんは、市民レベル、自治体レベルから世界中の人たちに核兵器の悲惨さを訴え、国の枠を超えて核廃絶の機運を盛り上げる努力を地道に行っている。その粘り強く強固な意思には、感服するし心から敬意を表したい。
 新しい政権の首相として初めての式典出席であり、この機会をとらえて、国連事務総長、ルース駐日米大使などの目の前で、日本が核廃絶運動の先頭に立つことを高らかに宣言していたら、菅さんの発言は世界中の注目を集め、名演説として長く記録されることになったであろう。惜しいことをしたものだ。

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コメント

おっ 二匹目の桃太郎発見

投稿: ピース | 2010年8月 9日 (月) 16時38分

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