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2010年8月

2010年8月31日 (火)

民主党代表選挙(3)

 ようやく実現した菅・小沢会談も物別れに終わり、代表選挙の構図がようやく決まった。一時は引退表明もしていた鳩山さんの懸命の仲介も実を結ばなかったようだ。
 投票まで2週間はかなり長い。今後も紆余曲折があるだろうが、ここまで来たら、一部伝えられるようなお互いの不祥事をめぐる泥仕合をするのではなく、日本の行く末をどうするのかという理念と政策を掲げて正々堂々と闘って欲しい。
 そして、民主党の議員は、様子見をしたり勝ち馬に乗るということではなく、国民に対する責任を果たすため、誰にも影響されず一人ひとりが自由に考え、判断して欲しい。
 今日は1日、稲刈り。
 近所の人に頼んでコンバインで刈ってもらう。私はそのお手伝い。落ち穂を拾い、一杯になった袋を運ぶ。数日前には、機械が動きやすいように畔に沿った外側2列の稲をあらかじめ手で刈っておく。「回り刈り」と言うそうだが、これがきつい。
 収穫したお米を1年間食べることができる。これほどありがたいことはない。
0831inekari1

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2010年8月30日 (月)

民主党代表選(2)

 初めは、「民主党議員として菅さんを支援する。」
 次に、「自分を総理大臣にしてもらったので、そのご恩返しに小沢さんを支持する。それが大義だ。」
 今日は、「挙党態勢とは、小沢先生が(民主党に)加わってからいわゆるトロイカ体制で今日までやってきた、その原点に立ち戻ること」
 この間の鳩山さんの一連の発言である。
 ここまでクルクルと発言が変わるとは、ほとんどの国民があきれているのではなかろうか。「トロイカ体制」などという忘れかけた古い言葉を持ち出して来ても、党内にはついていけない人も多かろうし、とても政権を形づくる大義にはならないし、国民の理解も得られない。
 そもそもこの「トロイカ体制」からいつまで経っても脱却できない、世代交代が進まないことが民主党の大きな問題である。
 理念を共有しその実現のために協力するのが政党の本来のあり方であるが、理念を異にする人たちが無理やり集まって民主党を作ったことが問題であり、それがここにきて表面化し、政治を混乱させる原因になっている。違いに目をつむって一つの殻に押し込もうとしてもいずれ破たんするに決まっている。
 ここまで来たら、正々堂々と闘うべし。

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2010年8月29日 (日)

政府の嘘

  「うそをついてはいけない」「正直になりなさい」大人が子どもにそう諭すことがある。どうやらわれわれは自国の政府に対し、同じように諭さなければならないらしい。

 先日の沖縄琉球新報の社説である。

 辺野古に建設予定の飛行場の飛行経路に関する政府の説明が嘘であることがわかった。アメリカ側の説明によると、図のようにもっと陸地、住宅地に近い方を飛ぶという。もちろん政府はそのことは承知の上で、沖縄の人をごまかしてきたようだ。0829henoko

 実はこれは氷山の一角である。

 防衛省は、アメリカとの協議の実態を決して明らかにせず、国民に対しては実際より負担を小さく見せようとする。米軍基地に関する防衛省の説明はごまかしである場合が多い。

 似たような話は岩国でもある。空母艦載機部隊の岩国移駐に関して、防衛省は一定の飛行経路を前提にした騒音予測図をもとに被害はそれほど大きくはならないと説明したが、住民から突っ込まれた末、単なる予測であり実際の騒音がどうなるかを担保するものではないということが明らかになった。現在も、日米合意を無視するかのように、住宅地の上が飛行コースになっている。要するに、アメリカ側とは何も合意されていないのである。

 今回の辺野古の件でアメリカ側は「正直に説明すべきだ」と日本の政府を諭したという。何とも情けない話である。

 住民の安全安心などに関する合意を実効あるものにするためには、アメリカ側も加えた三者合意にする必要がある。


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2010年8月28日 (土)

民主党代表選

「小沢さんに政権交代まで導いていただいた、そして私を総理にまで導いていただいた、そのご恩には報いるべきだと思う。」
 モスクワでの鳩山さんの発言である。
 自らを総理にしてもらったご恩返しだという趣旨であるが、こうなると、完全に私的な理由である。トップにまで昇りつめ党内に大きな影響力を持っている政治家が、国民のために働くという「大義」など意に介さず、自らの借りを返すという卑小な理由で国のトップを代えようとしていることになる。
 この発言の内容自体が市民感覚から大きく外れているが、そのことに全く気付かず、堂々と公開の場でこうした発言をして憚らないということに唖然とさせられる。我々常人には理解できない感覚をお持ちなのであろう。
 細かい話になってしまったが、鳩山さんの件は象徴的な事例に過ぎないのではないか。多くの政治家が国民から離れたところで行動しているのだということを、端的に示しているのではないか。今回もまた、国民の理解の及ばない不可解な闘いが繰り広げられていく。

 もう一つ、言葉遣いの問題であるが、一昨日の鳩山さんの発言の中にでてきた「先生」という言葉が気になる。菅さんの発言の中にも「小沢先生」が出てくる。政治家を特権階級のように「先生」と祭り上げるのは良くない。彼らは、国民のために働く存在であり、えらくも何ともない、むしろ国民の僕だと思った方がいい。
 今回の例のように、国会議員同士がお互いを「先生」と呼ぶのを聞くと、表現が難しいが「違和感」「気持の悪さ」を感じる。

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2010年8月27日 (金)

政治家の大義

 「私は私の一存で小沢先生には民主党に入っていただいた。その経緯からして、私としては応援をする。それが大義だ。」
 昨日の鳩山さんの発言である。言葉じりをとらえたくはないが、やはり気になる。
 意味するところは、2003年の民主党と自由党の合併の際の借りがあるから返さなければならないということ。こうした義理人情も、人の生き様として大切なものであり否定はしないが、国民の負託を受けた政治家にとっては、国民のために働くことが唯一無二の大義でなければならない。
 国会で首班指名を受けた一国のリーダーをわずか数か月で取り替えることは、国民の視点で見ると何のプラスにもならない。一方で、政治の空白と混乱がもたらす不利益は計り知れない。
 自民党の総裁や民主党の代表の任期がいずれも2年と短かく、場合によっては総理大臣という最重要なポストが、政党という私的な団体の内部規則により左右されるというのは、本末転倒ではなかろうか。
 選挙により信任を得て総理大臣が誕生すれば、次の総選挙までは政党を挙げてトップを支えるべきであり、その間の代表選挙は実施しないというルールを作るべきである。
 実力者同士の一騎打ちであり、党内を二分する激しい闘いになりそうである。その際にポイントとなるのが、各グループや新人議員の帰趨であると言われ、連日マスコミで、その動向が取り沙汰されている。
 グループでまとまって行動するということは、即ち、ボスの意向やお金やポスト、義理人情などに影響され、国民の見えないところで議員の判断が決まるということ。
 忘れてもらっては困るのは、政治家は派閥やグループに責任を負っているのではなく、一人ひとりが選挙で選ばれ国民に責任を負っているということ。重要な判断をする場合には、何物にも影響されず最後は一人になり自らの良心に従うべきである。それが国民に対する責任を果たすことである。

実りの秋
0825minori

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2010年8月26日 (木)

小沢さん民主代表選へ

 小沢さんが民主党の代表選挙に名乗りを上げた。
 相変わらず本人は何も語らず、周辺によると、菅さんはマニフェストを守らない、菅さんでは国会を乗り切れない・・・などの理由が挙げられているが、これらは口実に過ぎず、権力闘争以外の何ものでもない。選挙を取り仕切り今の民主党を作り上げたという自負を持つ小沢さんにとって、菅さんの小沢外しは我慢ができなかったのであろう。
 これで約1カ月間、政治は事実上機能しなくなる。
 急激な円高の進行など内外に課題は山積しており、内輪もめをしている暇などないはず。
 そもそも国民の負託を受けて政権を担うということは、国民の生活を預かることであり、総理大臣の下に与党と内閣が一致協力して国民のために働くことが最大の責務である。
 勝手な都合でトップをコロコロ代えることなど許されない。一旦総理大臣を選べば、そのリーダーシップの下に国民のための政策の実現に最大限の努力をし、次の総選挙で国民の審判を受ける。選挙に勝てばもちろんそのまま続投し、負ければ潔く退陣(政界も引退すべき)する。即ち、国民に責任を持つべき総理大臣という行政のトップの交代は、必ず選挙という民意を受けて行う。これが民主主義の常道であろう。
 しかし、すでに賽は投げられた。
 本質的に異質のものを抱えたままでは、政権与党して十分な責任が果たせるはずもない。混乱が生じるかもしれないが、理念を共有し、国民の負託に応えることができる本物の政党が誕生するきっかけになることを期待したい。

 日本縦断中の大学生の突然の来訪。政治を志す若者との議論、大いに盛り上がる。
0825gakusei

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2010年8月25日 (水)

防衛省からの情報開示

 防衛省から情報開示された文書が収められたCDがようやく届いた。
 6月7日に情報公開請求を行ってから2ヶ月半が経過している。国民の知る権利を保障する手続きとしては、時間がかかり過ぎるのではなかろうか。
 折しも、政府の「行政透明化検討チーム」が、情報公開法の見直し案をまとめている。その中には、次のような事項が盛り込まれている。
 ①「国民の知る権利」の明記
 ② 情報公開訴訟で、非公開文書を裁判官に提示、精査する「インカメラ審理」の導入
 ③ 必要な場合には、首相が公開の指示をする
 ④ 公開・非公開の決定期限を現行の30日から14日に短縮
 地方の条例ではすでにこうした項目の多くが盛り込まれている場合が多く、望ましい方向であろう。
 CDの方は、予想通りというか、あまりにも中身がないので驚くばかり。
 全体17件、91ページの内、防衛省の文書は、知事や市長が防衛省を訪問した際の日程等に関する連絡文書がわずかに6件のみ(内1件別添の通り「0611.doc」をダウンロード )で、後はすべて、県や市の要望書の内容とその際のやり取りに関する県と市の記者発表資料である。要するに、陳情や要望の際のやり取りを記録する防衛省側の記録については、何も開示されていないのである。
 こうした公式日程の他に、大切なことは非公式な形で協議が行われることが常であるが、そうした協議の記録については、「対象となる行政文書を保有していないことから、文書不存在につき不開示」とされている。
 交渉や協議の過程を記録することは行政の常識である。必ずそうした文書は存在するはずである。あるものを存在しないと回答することは、情報公開法に明らかに違反する行為である。
 いくら立派な仕組みがあっても、このように恣意的に運用されてしまったら、行政は闇の中、国民の知る権利は確保されない。

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2010年8月24日 (火)

愛宕山裁判での旧地権者陳述(3)

 「私たち旧地権者をはじめとする地元住民は、山口県・岩国市・山口県住宅供給公社という行政の説明を信じたからこそこれまで協力してきたのです。まさか、行政が私たち市民を裏切るとは思っていませんでした。
 そのような中にあって、沖合移設事業の土砂搬出が終わるなり、赤字解消の努力をまったくすることなしに、国、しかも防衛省に売却するために、本事業認可を取り消したことは、まさに行政による私たち旧地権者を含む地元住民への裏切りなのです。
 一番心配しているのは治安の悪化です。愛宕山に米軍住宅が建てられてしまったら、現状より心配事が増える方向になるのは間違いないことです。
 私たちの世代で、ただ安易に赤字の出た開発の一時的補填のために、愛宕山を国に売るということは、子孫代々に大きな負の遺産を残すことになります。私は、私たちが土地を売ってしまったためにみんなに迷惑をかけてしまうという良心の呵責を感じております。」

 自らの想いを述べるために病をおして法廷に立った人であり、信頼していた政治に裏切られたという不信感と土地を手放したことが将来の世代の負担になるかもしれないという悔恨の情がよく表れている。

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2010年8月23日 (月)

愛宕山裁判での旧地権者陳述(2)

 旧地権者陳述の続きを紹介する
「山口県住宅供給公社の職員が、私の所有する土地を売却するように求める理由は以下の通りでした。
 この事業は岩国市民の悲願である騒音軽減と米軍機の危機を回避し安全安心を担保するため、米軍基地の滑走路を1キロ沖合に移設する直轄事業である。そのための土砂を愛宕山から搬出したいというものでした。
 土砂を搬出した後は、岩国市の暮らしの未来へ向けた、21世紀型多機能都市が誕生するという夢のあるばら色の説明でした。この愛宕山に、新しい岩国のシンボルとして理想的な町ができるのだというのです。
 私たちは、職員が説明したような夢のあるバラ色の町ができるのだと信じて疑いませんでした。だからこそ、先祖代々の土地を手放すことを覚悟して「土地売買契約書」を交わしました。
 この事業を行うのは、民間企業ではなく、山口県と岩国市という行政が行うのですから、市民の生活を司る行政が、このような無責任な形で事業が中止されるなどとはそのときには夢にも思いませんでした。それだけではなく、米軍再編で米空母艦載機が移転して、愛宕山に米軍住宅ができることがもしそのときにわかっていたら、170名の地権者の殆どが同意していなかったでしょう。今になって騙された、詐欺にあった思いで一杯です。
 ですから、愛宕山にアメリカ村とも言える米軍住宅はいりません。」

 久し振りに盆踊りに出掛けた。江戸時代以来、旧吉川藩の領地であった各地に受け継がれてきた独特の緩いテンポ、私はこの「岩国音頭」が大好きである。
0823tuzu

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2010年8月22日 (日)

愛宕山の闘い

 昨日から愛宕山を守る住民の新しい行動が始まった。だまされた、声が届かない、子どもたちに負担を残したくない・・・、様々な想いが人々を駆り立てている。普通の市民がここまで行動を起こすことは、精神的にも肉体的にも大変なことである。住民にここまでさせる行政のやり方が間違っている。
 先日の愛宕山裁判での旧地権者の方の陳述に、異常な経過をたどるこの問題の実態がよく表れている。すこしづつ紹介する。
「愛宕山の山頂には、数百年前に京都から分社した由緒ある愛宕神社があり、「鎮守の森」として皆から愛されていました。地元の人は正月には初詣に出かけ、春には愛宕様祭りとして奉納相撲が行われ、家族・親族がこぞって、重箱にごちそうを詰めて相撲と花見を楽しみました。
 また、私たちが子供の頃から、春には蕨やぜんまいなどの山菜を、秋には松茸やきのこをとり、山で鬼ごっこや陣取りごっこなどをして慣れ親しんだ里山です。愛宕山地域住民にとって、山が削られる直前まで、愛宕山は私たちの信仰の場であると同時にコミュニティの中心だったのです。」
08212

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2010年8月21日 (土)

愛宕山見守りの集い

 本当に暑い日だった。
 30分ほど前に会場に到着すると、テント代わりに大きなビニールシートを竹の柱で支えるという作業の最中であった。少し心配したが、急ごしらえの会場もようやく出来上がり、第1回の「愛宕山見守りの集い」が開催された。
 中心になって準備してきた「愛宕山を守る会」の岡村代表やそれを支える市民連絡協議会の代表の挨拶、急遽駆けつけていただいた社民党の服部良一衆議院議員からは「沖縄や岩国も含めて米軍再編の見直しをすべきだ」という力強い言葉もあった。
 さらに、山口や広島、東京からわざわざ参加していただいた方々の心強い応援のメッセージにも参加者一同勇気づけられた。
 今日が、愛宕山を守り岩国を守る新しい闘いの第一歩である。
 まもなく県や岩国市の9月議会も始まる。愛宕山を防衛省に売り飛ばす算段が密かに進行していることは確かである。岩国の未来を守ることができるかどうか、我々の行動にかかっている。
 今後、9月1日、21日・・・と「1」のつく日に「見守り」が行われる予定である。市民の皆さん、そして全国の皆さん、ぜひ一度お立ち寄り下さい。そして一緒に、考えてみて下さい。

0821atagoyama

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2010年8月20日 (金)

低空飛行の問題

 最近、広島県においても官民挙げて岩国基地所属の米軍機による低空飛行に関心が高まり、その実態を把握する動きが強まっている。空母艦載機部隊の岩国移駐は、岩国や山口県だけでなく、その訓練ルートの広がりからすれば、中国・四国地方全体に大きな影響を与える問題である。
 低空飛行問題について各地の被害の実態を知るとともに、今後の連携を探るシンポジウムが開催される。
 9・11艦載機移駐に反対する中・四国のつどい
  ~米軍基地被害を考える~  シリーズ①
 日時 9月11日13:30~
 場所 岩国市民会館
 主催 瀬戸内海の静かな環境を守る住民ネットワーク

 先日、鳥取県の米子で講演した際も、米軍再編とともに低空飛行の問題も取り上げた。
 そのときの参加者から感想が届いているので、少し紹介する。
・直接地方自治に携わった方の講演ならではの迫力ある内容でした。民主主義の学校としての地方自治のあり方が岩国や沖縄の姿を通じて伝わってきました。また、鳥取との関連も指摘されたことで、たくさん気付かされたことがありました。岩国も沖縄も全て私たちの生活につながっているという意識を常に持ち続けたいと思います。
・市民一人ひとりが成熟すること、メディアに惑わされず真実を見つめようと努力し続けること、そしてこれが最も大切なのだが、良識ある市民の連帯の環を広げることが未来の社会を作っていくことを教えられた。
・「民意」をねじまげても何も解決しない」という言葉が印象に残りました。

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2010年8月19日 (木)

決起大会?

 我が目を疑った。
 軽井沢に鳩山さんや小沢さん、そしてなんと160人もの民主党議員が集まって気勢を挙げている。選ばれたばかりの代表がいて、できたての内閣があり、みんなで協力して支えなければならないのに、仲間を募って叛旗を翻す(少なくとも国民の目にはそう見える)ような行動をとることはいかがなものか。
 国民の負託を受けた政党は、持てる人材を総動員して内閣を作り、それを支え一致協力して政策を実現し国民のために働くことが、その最大の責務である。
 にもかかわらず、派閥やグループに分かれ内部の権力闘争に明け暮れるというのは、どこかで見てきた図式とまったく変わらない。
 前原さんのグループが何十人、野田さんのグループが何十人・・・、こうした派閥ができれば、ボスの鶴の一声で議員たちの行動が決まり、自由な議論が失われていく。そして、民意から離れていく。
 国民は、グループに所属する議員を選んだのではない、民主党の議員を選んだのである。一人ひとりの議員が責任を持たなければならない対象は、グループの会長ではなく国民であることを忘れないで欲しい。
 総理大臣は言うまでもなく、多くの政治家の目指す最終目標である。意思と能力さえあれば何でも実現できる最高の権力者である。選ばれて登りつめた人は、思う存分に政治を行えばいい。そして、その地位を去る時には、潔く政治から身を引くべきである。鳩山さんには、その模範を示して欲しい。

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2010年8月18日 (水)

情報開示(2)

 先日、防衛省から情報開示に関する決定文書が送られてきた。
 内容は、別添の通り「0805kaiji-1.pdf」をダウンロード 「0805kaiji-2.pdf」をダウンロード 「0805kaiji-3.pdf」をダウンロード である。
 対象となる文書が17件示されているが、1から16まではほぼ全面開示と言っていい。しかし、これらは、ほとんど報道発表などにより公開されているものであり、何の意味もない。
 私が本当に知りたかったのは、17の「内部調査」と、この間の防衛省と県や市との具体的な協議の内容であるが、これらについては何と「文書不存在」の一言で片づけられ、いわば門前払いの形になっている。
 特定の時期と具体的なテーマを絞ってそれに関連するすべての文書の公開を求めているのに、これでは、対象文書の特定さえされておらず、情報公開法の趣旨に完全に反している。都合の悪いものは文書がないと言って隠してしまってもいいのなら、情報公開制度の趣旨が半減する。
 岩国市でも、「市長協議報告書」が情報公開条例に反して非公開とされたままである。
 いくらいい法令を作っても、守られなければ意味がない。法律を守るという最低限の義務が果たされるよう監視し、その履行が担保されるような仕組みが必要であることを痛感する。

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2010年8月17日 (火)

愛宕山跡地見守りの集い

 いよいよ今週末から、愛宕山を市民の手で守るための行動が始まる。日程は、次の通り。
  「愛宕山開発跡地見守りの集い」
  日時 8月21日(土)10:00~12:00
  場所 愛宕神社前広場
  その後も、9月1日、11日、21日と毎月3回、「1」のつく日に開催される予定。
 住民の意思を無視し、議会での議論も一切行わず、法律を侵してでも、まちを切り裂くような形で新たな米軍基地を造ろうとする。議会や法律を無視する行動が問題になっている鹿児島県の阿久根市長の例と何ら変わらない。
 こんな乱暴な政治に対抗して自らの生活を岩国の将来を守るためには、実力行使に打って出るしかない、やむにやまれぬ想いで住民が立ち上がる。
 「愛宕山を守る会」が中心になり、「愛宕山を守る市民連絡協議会」が応援するという形で始まるが、我々「草の根ネットワーク岩国」も全面的に支えていくつもり。
 もちろん、どなたでも大歓迎です。時間のある方は、ぜひお立ち寄り下さい。
 別添のチラシ「atagoyama.pdf」をダウンロード をご参照ください。

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2010年8月16日 (月)

住民意思の尊重を求める意見書

信州の伊那谷から、地方自治の確立を求める新たな動きが起こっている。
 多くの専門家を招き地方自治やまちづくりに関する勉強会を精力的に開催している「竜援塾」が、「地方自治体において明確にされた住民意思の尊重を求める意見書」の採択を県や市町村の議会に呼びかけている。すでにいくつかの議会において実際に採択されており、徐々に広がりを見せ始めている。
 今年1月の沖縄名護の市長選挙の結果を受けて、当時の平野官房長官の発言「選挙結果は必ずしも斟酌する必要はない」を聞き、そこに潜む地方自治の危機を敏感に感じ取ったことがきっかけだったようだ。
 選挙によって成立した政権が選挙の結果を尊重しないというのは、自らの拠って立つ基盤を否定するようなもの。
 政治は往々にして、民意を都合よく使い分ける。
 2月に岩国での住民説明会に臨んだ防衛大臣は、空母艦載機部隊の移駐や愛宕山の米軍住宅化に反対する多くの市民の意思を前にして、「そうは言っても、選挙で選ばれた市長の意思が民意だから、このまま米軍再編を実施する」とした。
 都合のいい民意は尊重し、そうでないものは無視しねじ曲げる。残念ながら、今の政治の本質がよく表れている。
 お金や力で捻じ曲げるものではなく、正面から向き合いその実現を図るもの、それが民意であり、民主主義、自治にとって一番大切なもの。
 趣旨は、別添の通りです「0816seigan.doc」をダウンロード 。小さな動きかもしれませんが、我々一人ひとりにとって大切なものを含んでいます。少しでも広げて下さい。

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2010年8月15日 (日)

靖国神社への参拝

 終戦の日、新政権の大臣たちは一人も靖国神社に参拝しなかった。これも政権交代の意味であろう。
 以前は、この日が近付くと、決まって総理大臣や閣僚の参拝が大きな問題としてマスコミに取り上げられた。一つには、やはり「信教の自由」という観点から、また、対外的には中国や韓国から戦争責任との関係で厳しい批判を浴びてきた。
 そうした軋轢を起こしながらも、これまで多くの総理大臣や閣僚たちの参拝する姿が見られた。公用車で警護の人を引き連れて行きながら、私人としての体裁をむりやり整えるために玉串料だけは私費で払ったり、15日を避けて事前にこっそり参拝したり・・・。
 小泉さんの時がそうだったように、総理大臣の行動や発言は国の意思であると取られ、中国や韓国の大きな反発を招いたことは記憶に新しい。
 戦争を顧みて犠牲者を悼む気持ちは決して忘れてはならないが、政府が公式に関与して内外にいたずらな問題をひき起こすことは得策ではない。
 歴史の反省の上に立って、二度とあのような悲惨な戦争を起こさないような環境を作ることが、政治の一番大切な使命である。もちろん、近隣諸国との安定した信頼関係を築くことも重要である。今回の菅さんの冷静な判断は、評価できる。
 もちろん、参拝するかどうかは個人の自由であり、内閣の方針として一つに決めたとしても、何の問題もないことは論を待たない。
 「首相や官房長官が方針として決めたのであれば、信教の自由上、問題がある」との安倍晋三さんの発言が的を外れていることは明らかであろう。

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2010年8月14日 (土)

同窓会

 同窓会で懐かしい面々に会った。当然ながら風貌も大きく変わっており、顔と名前が一致しない人が多い。特に女性が難しい。
 当時岩国高校は男女共学といっても、一部数人の女子が男子クラスに入る例外を除いては、男女は完全に別クラスになっており、しかも、校舎がかぎ型に配置されお互いに顔を合わすこともほとんどないという仕組みになっていた。戦前の中学校の伝統を引き継いでいたのか、先輩たちが通った古い校舎には男子の教室しかなく、女子は、まったく別の場所、旧女学校の校舎に通っていたことを思えば、それでも少し改善されたということなのであろうか。
 スクリーンに映し出される若かりし頃の写真を見ながら、酒を酌み交わし談笑していると長い歳月の経過を忘れる。
 東京や関西、遠くは上海から帰ってきた人もいるが、いずれもそろそろ仕事に一区切りをつける時期に差し掛かっている。
 故郷を平穏で落ち着いた雰囲気の、そして何より品格のあるまちにしたい。そうすれば多くの人が望郷の念にかられて帰ってくる。若い人も子育ての場所に選ぶ。基地という異質な存在が大きくなればなるほど、人の心は離れていく。
 昨日のブログで触れた防衛省からの開示決定通知は、別添の通り「0805kaiji-1.pdf」をダウンロード

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2010年8月13日 (金)

情報公開

 6月7日付けで行った防衛省に対する情報公開請求に対して、2ヵ月を経過してようやく回答が届いた。主な内容は以下の通りである(詳細は別途搭載予定)が、今回明らかになったのは件名だけであり文書自体は別途送付される予定である。

1.16件の文書が特定されたとしてほぼ公開されてきたが、これらはすべて、岩国市や山口県の防衛省に対する要望である。その殆どは、すでに公開された資料であろう。
2.公開請求の主な目的であった次の2つの文書については、いずれも、「文書不存在」としてきた。
・空母艦載機部隊の移駐と愛宕山の米軍住宅化、その取引材料にされた民間空港の問題に関する岩国市や山口県と防衛省の協議記録
・2月の防衛大臣発言にある防衛省の「内部調査」の記録(民間空港と愛宕山米軍住宅化の裏取引の様子が生々しく記載されている岩国市の「市長協議報告書」の内容に関するもの)

 米軍再編に関する国と地方の協議は繰り返し行われており、その際のやり取りを記録することは、交渉を円滑に進めるために必要なことであり、行政の常識である。従って、関連する文書は必ず存在すると断言できる。該当する文書はあるが機密事項なので公開できないというのなら、まだ理解できるが、「存在しない」と言ってしまえば嘘になる。防衛大臣名の公文書において虚偽の回答をするということは重大な問題であるが、大臣まできちんと了解を取っているのだろうか。
 送付されてくる文書を確認した上で、今後の対応を考えたい。

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2010年8月12日 (木)

安全安心対策???

 岩国市と山口県、中国四国防衛局で構成される協議会が開催された。
 空母艦載機部隊の岩国移駐に関する安全安心対策を協議することを目的に、確か今年初めに設置されたものであるが、今回も何も進展が見られなかったようだ。
 岩国市は、すでに民間空港やお金と引き換えに米軍再編を容認しながら、表向きは市民の安全安心対策を求めるとして、自治会の意見も聞いて数十項目にわたる防衛省への要望事項をまとめている。その中には、飛行時間の短縮、市街地上空を飛ばないよう飛行ルートの変更、そして犯罪に対する日本側の捜査権が制限されている日米地位協定の見直しなどの項目も含まれていた。
 いずれも従来から問題になっていた重要なものであり、少しでも進展があればいいのだがと期待していたが、1年半の間に実現したのはわずかに防犯灯の整備と日米共同の防犯パトロール位のみ、残念ながら何も成果が得られていない。
 中身がない時には、形やパフォーマンスでごまかすのが、政治の通例であるが、この協議会もその類のようである。市民の目をごまかしながら、新たな基地の建設が進んでいく。
 協議会の場で公表された基地周辺の建物の高さ規制を示す「上空制限」の概念図が気になる。
 これは、岩国市が作成したもの、しかも「概念図」でしかなく、具体的な規制の内容を示すものではない。戦後一貫して、企業活動や市民生活に大きな影響を与えてきた「上空制限」が沖合移設によりどのように変化したのか、直ちに明確にし市民に広く周知すべきである。滑走路の運用開始前に、防衛省と米軍、そして山口県や岩国市の間で具体的な協議が行われていてしかるべきだが?

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2010年8月11日 (水)

愛宕山の集い

 「愛宕山を守る会」を中心に「愛宕山を守る市民連絡協議会」が支援する形で、お盆明けから「愛宕山開発跡地見守りの集い」が開催されることになった。
 第1回目の日程は次の通り。
  日時 8月21日(土)午前10時から12時
  場所 愛宕神社前公園(予定)
 今後、毎月3回、「1」のつく日(31日は除く)に定期的に開催される予定。
 防衛省は今年度予算に計上した愛宕山の買取経費の執行を迫られており、山口県知事も岩国市長も内心では一刻も早く売り飛ばしたいと思っているので、早ければ9月の市議会にその提案が行われる可能性が高くなっている。
 何度も言うが、愛宕山を米軍基地に提供することは、市の収入(固定資産税)が大きく減り、地元業者による住宅開発という大きな経済効果も失われ、将来のまちづくりには大きな障害となるなど、政策としては最悪の選択である。
 どうしてこんなひどい政治になるのかと言えば、彼らにとっては、市民の未来よりも自らの責任逃れが最優先であるから。
 愛宕山周辺の住民には、何も知らされていない。一方的に治外法権のフェンスが張られようとしている。こんな理不尽なやり方は許せない、「愛宕山に米軍基地はいらない」という強い意思を示すために、新たな闘いが始まろうとしている。我々もしっかり支えていく。

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2010年8月10日 (火)

韓国併合百年首相談話

 日本による韓国併合から今月で百年になるのを機に内閣総理大臣談話が閣議決定された。
 以下抜粋する。
「100年前の8月、日韓併合条約が締結され、以後36年に及ぶ植民地支配が始まりました。三・一独立運動などの激しい抵抗にも示されたとおり、韓国の人々は、その意に反して行われた植民地支配によって、国と文化を奪われ、民族の誇りを深く傷つけられました。
 私は、歴史に対して誠実に向き合いたいと思います。歴史の事実を直視する勇気とそれを受け止める謙虚さを持ち、自らの過ちを省みることに率直でありたいと思います。痛みを与えた側は忘れやすく、与えられた側はそれを容易に忘れることはできないものです。この植民地支配がもたらした多大の損害と苦痛に対し、ここにあらためて痛切な反省と心からのおわびの気持ちを表明いたします。
 このような認識の下、これからの100年を見据え、未来志向の日韓関係を構築していきます。
 さらに、日本政府が保管している朝鮮王朝儀軌等の朝鮮半島由来の貴重な図書について、韓国の人々の期待に応えて近くこれらをお渡ししたいと思います。
 日韓両国は、民主主義や自由、市場経済といった価値を共有する最も重要で緊密な隣国同士となっています。それは、将来の東アジア共同体の構築をも念頭に置いたこの地域の平和と安定、世界経済の成長と発展といった地球規模の課題まで、協力してリーダーシップを発揮するパートナーの関係です。
 私は、この大きな歴史の節目に、日韓両国のきずながより深く、より固いものとなることを強く希求するとともに、両国間の未来をひらくために不断の努力を惜しまない決意を表明いたします。」

 歴史に素直に向き合い、その上に新しい関係を作るという菅さんの意思がよく表れており、評価したい。
 日米関係ばかりが注目されるが、今後50~100年を考えれば、北も含めて朝鮮半島や中国との関係がより重要になることは明らかである。不幸な過去をきちんと踏まえてアジアの隣人との信頼関係をいかに築いていくかが、この地域の平和と安定の鍵になる。
 単なる談話に留まることなく、様々なレベルでの交流を深めるなど具体的な行動が求められる。

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2010年8月 9日 (月)

航空機騒音

 最近、航空機の騒音の方向とその質が変わってきた。
 急に、市街地の上空を飛ぶことが多くなった。これまでは静かであった錦帯橋方面でも、騒音が激しくなり、苦情も増えているようだ。
 岩国市と防衛省、岩国基地の三者で行われていた「日米協議会」の重要な取り決めの一つに、確か「市街地の上空は飛ばない」という項目が入っていたはずであるが、それもなし崩しにされようとしているのであろうか。
 基地に問い合わせても、何も実態が明らかにされず、改善しようという意図も全く感じられない。「運用上の都合」と言われれば、日本側は何もものを言うことができない。日米関係の現実である。
 先日防衛省から、「滑走路移設前後の航空機騒音状況」が発表された。
 これによると、周防大島と大竹市阿多田島方面では騒音が増加しているが、基地の周辺や進入路に当たる由宇町方面では、かなり軽減しているとされている。滑走路が1キロ沖合に移設されたのだから、市街地の騒音が軽減されるのは当然であるが、数値を詳細に見ると防衛省の発表やマスコミの報道には表れない隠れた事実がわかる。
 確かに多くの観測地点のうるささ指数(W値)は減少しているが、旧滑走路の南北両端の騒音発生回数が、過去3ヵ年の平均と比べて今年の6月は4分の1から3分の1程度にまで激減している。つまり飛行機が飛ばなかったのである。まさかパイロットが休養していたわけでもなかろうが、或いは沖縄に出張していたのかもしれない。飛行回数が少なければ騒音が減少するのは当たり前である。
 無理をして短期間の測定結果を出すのではなく、もう少し長期にわたる正確な数字を出すべきである。

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2010年8月 8日 (日)

学生や市民との交流

 6日、立命館大学の学生とアメリカの学生が、50人余りやってきた。広島を勉強し、岩国にも関心を持っていただいたようだ。
 日本におけるアメリカ軍の存在の大きさ、それが様々な軋轢を生んできたこと。そして、何も真実が国民に説明されないままに、アメリカの都合で基地の機能が大幅に強化されようとしており、沖縄や岩国で大きな反発が起こっていることなどを話した。
 中には海兵隊員として沖縄に駐留した経験を持つ学生も含まれており、日米の立場から熱い議論ができた。日本は経済的にも軍事的にも大国であるにもかかわらず、どうしてアメリカにものが言えないのかという疑問も提起された。日米関係を支配する一部の勢力に左右されているのだろうが、永遠の謎であると答えておいた。
 先日のアメリカの日系の学生の訪問も含めて、アメリカ人の若者と議論することは、お互いの意識の違いを埋めることになり、大きな意義がある。

 7日、下関に招かれ講演をした。
 「九条の会」や「10フィート映画を上映する下関市民の会」などの平和を愛する市民グループの主催である。
 日本の政治が大きく動いているときであり、政治のあり方について最近の事例も引きながら話をし、我々の生活を守るために、市民の力で政治を変えるときであると強調した。
 下関は、源平の合戦、明治維新などたびたび歴史の舞台になり、その面影を随所に残す魅力的なまちである。そこに住む人々との交流が深まっている。
 帰りに新下関まで送っていただいた女性との出会いも楽しいものであった。着物の着付けの先生である彼女は、政治に対する思いなどを率直に語ってくれた。「母親として、自ら産んだ子供を犠牲にして親が生きようとは決して思わない。」という言葉が強く印象に残った。

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2010年8月 7日 (土)

平和宣言

「今こそ、日本国政府の出番です。「核兵器廃絶に向けて先頭に立」つために、まずは、非核三原則の法制化と「核の傘」からの離脱、そして「黒い雨降雨地域」の拡大、並びに高齢化した世界全ての被爆者に肌理(きめ)細かく優しい援護策を実現すべきです。」
 広島の平和記念式典での秋葉市長の平和宣言の一節である。
 その通りである。唯一の被爆国として、世界のどこの国も果たすことができない、日本だけがなしうる役割である。この非人道的な兵器の保有については、いかなる理由も正当性もない。抑止力のためにアメリカの核の傘が必要だという議論は、仮にアメリカという存在がなければ、国を守るために自ら核武装すべきだという議論にもつながる。事実、非核三原則も形骸化し、密約によって核が持ち込まれていた、岩国にも実際に核兵器が保管されていたと言われている。
 これでは、いくら核廃絶を叫んでも、外交辞令に過ぎず説得力に欠ける。
 また、アメリカが核戦争の危険を冒してでも日本を守ってくれると考えるのは、楽観的過ぎるのではなかろうか。そもそも「抑止力」という概念が机上の議論になっているのでは。
 国が動かないという状況の中で、秋葉さんは、市民レベル、自治体レベルから世界中の人たちに核兵器の悲惨さを訴え、国の枠を超えて核廃絶の機運を盛り上げる努力を地道に行っている。その粘り強く強固な意思には、感服するし心から敬意を表したい。
 新しい政権の首相として初めての式典出席であり、この機会をとらえて、国連事務総長、ルース駐日米大使などの目の前で、日本が核廃絶運動の先頭に立つことを高らかに宣言していたら、菅さんの発言は世界中の注目を集め、名演説として長く記録されることになったであろう。惜しいことをしたものだ。

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2010年8月 6日 (金)

平和宣言

8月6日秋葉市長の平和宣言にはいつも注目すべきものがある。
以前は、ブッシュ大統領を痛烈に批判したこともある。今回は、目の前の菅さんに、アメリカの核の傘から離脱して世界の核兵器廃絶の先頭に立つべきだと訴えた。まさにそのとおりだと思う。
今日はインターネットが使えず携帯電話から書き込んでいるので、詳細は改めて。

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2010年8月 5日 (木)

岩国市の密約

 民間空港と愛宕山の米軍住宅化に関する岩国市と県や防衛省との裏取引の様子を克明に記録した「密約」(市長協議報告書)の公開を求めて、昨年9月、市民グループ「岩国を守る会 風」が訴訟を提起していたが、昨日5回目の口頭弁論を持って結審し、10月6日には判決が言い渡されるとのこと。
 行政の持つ情報は原則公開であり、仮に拒否するのであれば、公開することにより市民に与える不利益を岩国市の側が具体的に証明する必要があるが、この間岩国市は、意思形成過程の情報、想定問答などと次々に主張を変えるものの、市民にどのような不利益が生じるのかという肝腎な点については何の説明もしていない。最後は、原告の開示請求はその所持する資料との照合を目的としているので「権利の濫用」だと、信じられないような議論を持ち出す始末。全体として法律論と言えるものではなく、次々にへ理屈を持ち出してきて、市民の知る権利を妨害しようとするその姿勢にはあきれてしまう。
 密約には、すでに2年前に、防衛省から次のように言われ、市長がその取引に応じた場面が出てくる。
「水面下でもいいから、民間空港をやるためには愛宕山への米軍住宅建設を了承して欲しい。さもなくば、民間空港はストップするぞ・・・」
 これが事実とすれば、岩国市長や山口県知事のこれまでの議会答弁などは、すべて嘘であったことになる。重要な事実が意図的に隠されたまま行われた都市計画変更の手続きには、重大な瑕疵あり無効である。
 それにしても、私の時代に情報公開条例が成立、いいものができたと思っていたが、運用の仕方如何で、逆に情報を隠す手段に使われるということを思い知らされた。
 しかも、裁判には多大な労力と時間、経費がかかり、行政側でも無駄な税金が使われてしまう。
 例え都合の悪いものであろうとも、条例に基づき、きちんと公開していれば、この間、議会や市民の間でも実り多い議論が行われ、別の解決策が見つかっていたかもしれない。失われた時間は、決して戻ってこない。

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2010年8月 4日 (水)

米子にて

 初めて伯備線に乗った。夏の青い空を背景にした伯耆富士、大山の雄大な姿に感銘を受けながら米子のまちに入る。NHKの朝ドラで有名な水木しげるの妖怪のまち境港も近い。

 教職員の皆さんを中心に、連合傘下の自治体や民間の労働組合の人、そして新聞を見て参加していただいた市民の方々、大勢の方に、岩国基地をめぐる問題について話をした。

 近くにある自衛隊美保基地も数年前から米軍が使用するようになっており、鳥取県も含めて中国山地は、岩国基地から飛び立つ米軍機の低空飛行のルートにあたっており、今進行している米軍再編とも決して無縁ではないと強調しておいた。

 思いがけず、岩国にも応援に来ていただいたという市民派の市会議員の方にもお会いすることができた。

 

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2010年8月 3日 (火)

米軍再編交付金のカット?

 沖縄名護市への交付が予定されていた昨年度分の再編交付金がいまだに支給されず、明確な説明のないまま放置されているという。
 またまた、お得意の兵糧攻めが始まったのであろうか。
 「再編交付金」は、米軍再編を円滑に進めるために防衛省が急遽作った仕組みであるが、基地拡大の受け入れと補助金が完全に連動しており、お金で住民を分断するという意図が明確にされているいわくつきのもの。
 これまでは、振興策をちらつかせながら暗に基地の受け入れを求めるという方法であり、まだそこには抑制されたものがあった。しかし今回は、基地の受け入れを容認しろ、そうすればお金をやるが、そうでなければやらない。しかも、途中で態度を変えたら、それ以後の分はカットするという、最後まで鼻の先にニンジンをぶら下げ自治体と住民の意思を抑えつけるというもの。
 初めて再編交付金の中身を聞いたとき、目的のためには手段を選ばないというが、防衛省とは、国とはこんなにも品格のないところなのかと呆れてしまった。このような税金の使い方が、財政法上許されるのか。憲法にも反するのではないか。
 さらに、今回のように、市長が代わったからといって、すでに内示されているものまで一方的にカットするなど、法律の趣旨にも反する権限乱用ではないか。
 前原沖縄担当大臣は、沖縄振興策と米軍再編は別だと言っているようであるが、これでは額面通り受け取れない。
 現に国土交通省は、民間空港を取引材料に岩国への空母艦載機移駐と愛宕山の米軍住宅化を進めようとしているのである。表ではきれいなことを言いながら、旧政権と変わらない裏工作をするというのでは情けない。
 民主党は野党時代、再編交付金の問題点を指摘し反対していたし、岩国の補助金カットについても、現外務、防衛両大臣は、国会などで、約束に反する一方的なカットは問題であったと認めていたはずであるが、またまた同じようなやり方を繰り返すのであろうか。

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2010年8月 2日 (月)

衆院予算委員会

 菅さんが出席して初めての衆議院予算委員会が開催され、与野党の論戦が行われた。
 全体的な印象としては、舌鋒鋭く切り込むというあの菅さんの面影はなく、防戦一方という感じであった。
 ねじれ国会で野党の協力がなければ法案を通すことができないという現実の前に、慎重運転に終始せざるを得なかったのであろう。
 その上、9月14日の代表選挙に向けて、党内の余計な反発を買わない方がいいと考えたのであろう。
 党内外の現実を見れば、ある程度やむを得ないとも言えるが、一方で国民の目から見れば、やはり淋しい限りである。
 野党の追及を曖昧模糊とした言葉で何とかその場をかわし、後は見えないところで政治を進めればいいというのは、古い政治の発想である。国民の理解と協力がなければ、この難局を切り抜けることはできない。多くの注目が集まる予算委員会の場は、菅さんの想いを国民に直接ぶつけその理解を得るための絶好の機会である。PRの場として積極的に活用するという発想を持って欲しい。
「普天間基地については、唯一名護の市長が賛成したから、辺野古に移設することを決定した。・・・我々がガラス細工のように積み上げたものを、一度に壊してしまった。」
 自民党の防衛族と言われる石破さんの発言である。
 官房機密費のような裏金を使い選挙をねじ曲げておいて、「市長が賛成したから」とよく平気で言えると思う。辺野古への移設案は、民意という基盤を持たない砂上の楼閣、彼が言うようにまさにガラス細工であり、誰がやっても最後は元から崩れてしまう運命であろう。

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2010年8月 1日 (日)

普天間爆音訴訟判決(2)

 今回の普天間の爆音訴訟も含めて、騒音が一定程度以上(W値75以上)であれば違法として国に損害賠償責任を認める判決が繰り返されすっかり定着している。残念ながら、飛行差し止めについては判断を避けてしまっているが、国には、現実の違法状態を早急に改善するための具体的な対策を講ずべき強い義務が生じているというべきであろう。騒音、爆音そして「痛音」と言われる被害の実態を真剣に受けとめるべきである。
 岩国基地では沖合に移設された新しい滑走路の運用が始まり、まだ短期間であり実態は必ずしも明らかではないが、従来の騒音区域に変化が生じていることは確かであろう。しかし、依然として違法な地域が広範に存在していることも事実である。防衛省は、現在の違法状態を放置した上に、さらに一気に空母艦載機59機を移駐させる、つまり、法に基づく環境アセスメントなどの手続きも無視し国が積極的に違法状態を作り出そうとしている。果たしてこんなことが許されるのであろうか。
 岩国の爆音訴訟においては、この空母艦載機部隊の移駐、即ち新たな違法行為の差し止めというまったく新しい論点が提起されている。裁判所の適切な判断が求められる。
 当初の目的が完全に覆され米軍再編の受け皿にされてしまった滑走路の沖合移設、公有水面埋立法に反する完全な違法行為である。埋め立ての承認権限を持っている知事が全く役割を果たしていない。
 住宅開発を目的とした愛宕山も、突然事業が中止され米軍基地にされようとしている。都市計画法や新住宅市街地開発法に反することは明確である。
 基地関連であれば、政府や自治体は、法律を無視して何をやってもいいと思っているのであろうか。公務員には、法律を遵守する義務があることを忘れてもらっては困る。いずれも現在裁判が行われており、その結論が待たれる。

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