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2010年7月 6日 (火)

米兵の事件

 5月下旬に、酒に酔った米兵が駅前で、商店の窓ガラスを割るという事件を起こした。その様子が防犯ビデオに見事に記録されており、2人の米兵は、何と正装した下士官であった。翌29日の新滑走路運用開始式を控えて、ルース駐日米大使や在日米軍司令官を迎えての歓迎式典などが開催されていたのであろう。
 この問題が市議会などで取り上げられ、1か月後にようやく、米兵が直接商店側に謝罪し、事件は一応落着した。
 この種の事件が発生するたびに、日米双方から様々な対策が発表されるが、根本的な問題は、「日米地位協定」の不平等性にある。事実上警察が逮捕もできず、裁判権までも放棄しているという状況では、いくら隊員教育を徹底、防犯灯を設置しても、決して犯罪はなくならない。
 もう一つ気になったのは、この事件をめぐる「A」市議会議員の対応である。
 事件の一部始終を記録した防犯ビデオの映像が公開されたことに対して、「余計なことをするな」と言わんばかりの露骨な圧力がかけられたという。
 事件が明らかになれば市民の反発が強まり、米軍再編にも影響し防衛省からお金がもらえなくなると心配しているのであろうか。それにしても常識では考えられないことである。いくら容認派で、米軍に協力してお金を取るという考え方であろうと、市民が被害を受けた犯罪に対しては、その真相を究明し、加害者の責任を明らかにし、再発防止に努めるのが市民の代表たる議員の最低限の仕事ではないか。目先のお金や利権のために事件を覆い隠そうとするかの言動は、議員としてあるまじき行為である。
 防衛省やアメリカ軍のご機嫌を損ねないように都合の悪いことには蓋をするというさもしい根性が、一議員に限らず、まちの有力者たちにも蔓延しているのではなかろうか。
 人間としての誇りを失いたくないものだ。
 ちなみに、「A」議員他の議会質問(防衛副大臣を迎えての全員協議会)の様子が、「You-tube」に登載されているのを見つけた。議員たちの本音がよく表れていますので、機会があればご覧下さい。
   http://www.youtube.com/watch?v=bCbe6bdytWw

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コメント

緊張感と品のない議会ですね(`o´)
基地を置いてやるから金よこせ!
そう見えちゃいますね、映像だけでも
声を上げんでも良いだろ!そりゃ恫喝でっせ旦那!

日米地位協定は不平等条約!それを良しとする人は売国奴だ!
私はこの考えは変わりません!
でも、相手の理解が得られないと、自分ひとりが地団駄踏んでも何も変わらない!
だからお互いの考えを議論したいのですが、信念と品格が無ければ無理かなぁ!
( ̄∀ ̄)

まだまだ私は成長しないといけない。
これが最重要課題なので、憤りは余り感じませんが・・・
良かった!良かった!
憤りが過ぎると眠れなくなるので・・・

投稿: ピース | 2010年7月 7日 (水) 00時03分

この人が毎度ひどいのは、どなたも良く知っておられるでしょう。
勘違い甚だしい・・・って。
映像の最初にどこの選出かには、隣の議員さんも冷笑していましたね。

投稿: 栃の実 | 2010年7月 7日 (水) 07時44分

世の中いろんな問題があり、一番恐ろしいのはその問題の本質を理解出来ているかという事。

『ギリシャ国債の破綻』NHKスペシャルの再放送を見たとき、あるフェッジファンドの言葉があった。「マネーが全てを支配している。政府が金融規制をひこうとしても、市場がジャッジを下せば、政治はそれに従わざる得ない」
こんな感じ?

あの番組を幾人の人が見ただろう?
あの言葉を幾人の人が耳にしただろう?

私はあんな言葉を言い放てるのは既にモンスターに成っているんだと恐怖しました。漠然とした恐怖ほど怖いものはない。数日後、「経済、経済ってたって、投機に自由を与えた経済にいかほどの価値があるか!投資と投機は違う」とふと思考が落ちた。

しかし、それは恐怖を感じたからで、「そんなものかねぇ」と思ったら、そこで思考はストップしてしまう。

基地問題も同じであろう・・・

投稿: ピース | 2010年7月 7日 (水) 12時11分

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