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2010年7月22日 (木)

官房機密費

 新党大地の鈴木宗雄氏が、マスコミのインタビューに次のように答えたとのこと。
「1998年の沖縄知事選挙で、官房機密費3億円が与党系候補に流れた。」
 もちろん、これが事実かどうかは正確にはわからない。官房長官が国益のために使う機密費として毎年10数億円が計上されているが、これまで、その使途は一切明らかにされてこなかった。昨年の政権交代の直前に当時の河村官房長官が、短期間に数億円引き出していたことがわかり、総選挙に使われたのではないかと報道されたが、詳細は不明である。
 もし、機密費が与党の選挙のために使われていたとすれば、とんでもないことである。
 まず、完全な政治資金規正法違反である。過去の数々の政治資金をめぐる事件など比較にならないほどの悪質な事例であろう。
 さらに、時の政府が公金を使って選挙に介入し国民の意思をねじ曲げるなど、民主主義を冒涜するものであり、恥ずべき行為である。
 11月下旬には、沖縄の知事選挙がある。それへの影響を懸念して、政府は当面「触らぬ神にはたたりなし」という方針のようであるが、蔭で、振興策(これも税金である)をちらつかせ、機密費を使い、裏工作が行われるのではなかろうか。いや、すでに始まっているのかもしれない。政治は大きく変わったと信じたいのだが・・・?
 政権が代わり、外務省の密約と同様に、官房機密費についても公開性を高める好機であったが、まったく変化が見られないのが、残念である。そもそも機密費なるものが必要なのであろうか、百歩譲って仮に必要だとしても、違法・不正使用が許されないことは言うまでもない。同じ過ちを繰り返さないために、官房機密費のベールをはぎとり、問題点を明らかにした上で、その根本的な見直しを行うべきである。

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コメント

官房機密費は岩国の市長選挙でも使われたような気がする。
お金を使って仕事をつくり。多くの人夫を車で選挙に連行していった。
その結果が福田市長を誕生させ、国の言いなりにことが運んだ。
官房機密費が岩国市長選に使われた!と心ある政府の人間が公表することを願っている。

投稿: 岩国太郎 | 2010年7月23日 (金) 23時24分

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