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2010年7月 2日 (金)

祝島

 「ミツバチの羽音と地球の回転」と題するドキュメンタリー映画(鎌仲ひとみ監督)を観た。
 30年近くも上関原発に反対してたくましく生きる島の人たちの暮らし振りと国を挙げて脱原発に舵を切ったスウェーデンとを対比させながら、今後のエネルギー政策のあり方を問うものである。
 どうして30年近くも対立が続き、普通に生活をしていた人たちをこんなに苦しめることになってしまったのか。
 その大きな原因の一つは、機能しない政治にある。
 国策と言って、ただ押し付けるだけで住民に向き合おうとしない国の姿勢。見て見ぬ振りをするだけで火中の栗を拾おうとしない山口県の行政。そして、眼先の利を優先する上関町。お金で分断され苦しむ住民たち。
 海上でにらみ合う住民と工事関係者、突発的な事故がいつ起こってもおかしくない。
 現実に危険な状態に住民が追い込まれているにも拘わらず、大臣や役人たち、知事や職員、それに町長など責任ある地位の人たちが、解決に向けて動く姿をついぞ見かけたことがない。
 映画の中でも何度か出てきたが「命と生活がかかっている」人たちを、お金で動かすことはできない。「命と生活」は一つしかない。国策にはいくつも選択肢がある。一つの命を大切にする政治が求められる。
 おいしそうなビワ、元気なブタ、豊かな海の資源、そして人々の笑顔が印象に残る。

 

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

人間の一番の宝物は笑顔ですね
と言い切れる人生を歩みたい

勿論、その笑顔は心からのものであろう

投稿: ピース | 2010年7月 3日 (土) 03時08分

 もしも機会がありましたら、纐纈(はなぶさ)あや監督の『祝(ほうり)の島』もご覧下さいませ。
 『ミツバチ…』と、ほぼ同時期に殆んどを祝島で撮影されたもので、今でしたら広島の横川シネマで上映されています。
 目前のささいなお金に目をくらまされて、子孫の未来を奪われないようにと、二作品を観終えて強く感じました。

投稿: 山口の者 | 2010年7月 3日 (土) 19時43分

今日、井原さんがミツバチを見に行かれ、すぐにブログに書いて下さったことが話題になってました。
県東部の上映に続き、下関でも7月31(土)に生涯学習プラザで上映会を開きます。
県西部の皆さん、ぜひおいで下さい。とちゃっかり宣伝

投稿: kikenjio | 2010年7月 4日 (日) 21時22分

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