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2010年6月29日 (火)

滑走路沖合移設の効果

 新しい滑走路の運用が始まって1か月が経過。どのように変化があるのだろうか。
 確かに、急旋回によるあの凄まじい音は少なくなったようであるが、通常飛行による爆音にそれほどの変化はなく、特に基地周辺に住む人々の騒音被害はほとんど改善されていないようである。
 南の由宇町方面では、住宅の真上を飛ぶという実態は何ら変わっておらず住民の反発が強まっているという声がいくつも届く。
 市街地の上空は飛行しないということが日米協議会の合意事項とされているが、従来から公然と無視されてきた。滑走路の移設とともに飛行コースも沖合に移るのではないかという淡い期待もあったが、見事に裏切られてしまった。山の上の通信施設が目標になっているという有力な説があるが、由宇町の上空を飛ばなければならない理由があるのだろう。
 その他、これまでになかったことであるが、錦帯橋近くの横山でも騒音が激しくなってきたという声が聞かれる。
 また、基地から遠く離れた錦町からも、次のような声が届いた。
「ある日の午後、広瀬の町の中で数十秒爆音が鳴り響き、外に出ていたので話が出来ず、会話が中断しました。
 どうして、どうして錦町の上を飛ぶの。
 昨日までは、広瀬の人は、岩国への厚木の艦載機受け入れに関心が薄かったけど、もう、ひとごとでは済まされなくなりました。
 錦町のすばらしい自然と環境は、子孫に残すべきだと、再認識しました。」
 中国山地での低空飛行訓練に向かう途中だったのであろう。飛行機の数が2倍になれば、その影響は広範囲に及ぶことになる。
 その他、基地の運用に大きな変化が起こった。
 これまで禁止されていた編隊離陸(複数の飛行機が並んで離陸する)が突然行われるようになった。
 また、旧滑走路は廃止されるという約束であったが、これも無視され、残された数百メートル野滑走路を使って実際にヘリの飛行が行われている。
 いずれも、地元へは十分な事前説明や協議もなく、一方的に行われているものである。 騒音や危険性など大きな問題があるにも拘らず、山口県や岩国市は、「基地の運用には口を出せない」とばかりに事実上黙認している。軍の運用であろうと何であろうと、市民生活を守るために必要であれば、きちんとものを言い、行動すべきである。
 安全・安心は市民向けの口実に過ぎず、結局、アメリカ軍のための沖合移設事業だったようだ。

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コメント

私は桂町に住んでいますが、かなり静かになりましたよ。
旭町の知り合いも随分騒音が和らいだと言っていました。

投稿: あき | 2010年6月30日 (水) 02時21分

それは由々しき問題です
市民の安全と自然を守る
騒音は動植物にも影響は出てると思う
超音速の騒音だから、特にそうだ

投稿: ピース | 2010年6月30日 (水) 18時19分

 玖珂も意外な形でうるさいのです。
 昼間のジェット戦闘機の爆音はもちろん、
深夜に輸送用であろう大型プロペラ機の振動が家のあちこちに共振を起こして…

投稿: 山口の者 | 2010年6月30日 (水) 19時36分

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