« 政策調査会の復活 | トップページ | 国会の会期延長をめぐる綱引き »

2010年6月 9日 (水)

英国におけるイラク戦争の検証

 「同盟国といえども、言いなりになってはいけない。自らの考えを持つべきであり、それを相手にもきちんと伝えるべきである。」
 英国におけるイラク戦争の検証の様子を伝えるNHK番組の中での、英国人学者のコメントである。
 前ブラウン政権の時代に、同じ労働党のブレアー元首相が始めたイラク戦争について、独立委員会が設置され検証が行われている。
 歴史家や外交官、政治家など5人の有識者で構成される委員会は、政策決定に直接携わったブレアー元首相や閣僚たちにも証言を求め、機密文書も調査するなど、当時の政策決定のプロセスが適切であったかどうか徹底的に検証している。しかも、驚いたことに、その過程がすべて公開されている。国民の激しい反対運動にもかかわらず、「ブッシュのプードル」と言われたブレアー元首相が強引に決定したとされており、その責任を追及する声が強く、すべてオープンにせざるを得なかったという。
 外交・防衛といえども、十分な説明責任を求められることになり、今後の政策決定に大きな影響を与えることになろう。
 ドイツやフランスが強く反対する中、イギリスはアメリカとともにイラク戦争を始め、多数の死傷者を出し、今もアフガンに部隊を派遣している。いわば、現在も進行中の政策につき、早くも厳しい検証が行われているということは、驚くべきことである。
 日本でも、やはりブッシュ前大統領の言いなりに、小泉元首相が、イラクという戦場に始めて自衛隊を派遣、後に高裁で違憲判決が出る始末。すでに、当時の経緯の検証を求める活動が始まっているが、新政権において真剣に対応して欲しいものだ。

人気ブログランキングへ

|

« 政策調査会の復活 | トップページ | 国会の会期延長をめぐる綱引き »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

正にその通り

投稿: ピース | 2010年6月10日 (木) 01時51分

コイズミを国際刑事裁判所に提訴できないでしょうか?

投稿: 宮坂亨 | 2010年6月11日 (金) 01時24分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/530823/48587442

この記事へのトラックバック一覧です: 英国におけるイラク戦争の検証:

« 政策調査会の復活 | トップページ | 国会の会期延長をめぐる綱引き »