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2010年4月10日 (土)

新党「たちあがれ日本」

 「みんなの党」も、理念も何も感じられないおかしな名前だと思っていたが、「たちあがれ日本」は、さらにセンスの感じられないものである。名前だけで判断してはいけないかもしれないが、いずれも長続きしそうにない。
 平沼さん、与謝野さんをはじめ5人の国会議員だけの、少し淋しい船出となった。政党助成法で「政党」と認められるためには、所属国会議員数が5人以上か、又は直近の選挙における得票数が有効投票の2%を超える必要がある。5人は、政党交付金を受けることができる最低限の要件である。
 ちなみに、政党交付金は、国民1人当たり250円を負担し、総額300億円を超える額が、所属国会議員数などに応じて毎年「政党」に配分される。民主党は前年に比較して大幅増の約170億円、逆に自民党は大幅減の約100億円程度の予定。

 結党の趣旨に掲げたのは次の3点。
「打倒民主党」「日本復活」「政界再編」
 まず、「民主党政権は絶対に容認できない」として、時には自民党と協力して民主党政権を打破することを第1の目的にしている。言うまでもなく、皆さん、自民党の重鎮であり、離党しておきながら、また協力するというのもわかりにくい。また、理念と政策を実現してよりいい社会をつくることが、政治や政党の仕事であり、他の政党を倒すことを目的とするのもいかがなものか。
 次に、「日本復活」も、意味がよくわからない。ここまでの格差社会を作り上げたのは、ほかならぬ自民党であり、説得に欠ける。自主憲法の制定は、自民党とまったく同じ。
 3番目は「政界再編」。みんなの党もこれを掲げるが、少し違うのではないか。初めから解散することが前提では、自らの売名行為、勢力拡大のためであり、応援する気になれない。すぐに解散するような政党に投票する人がいるのだろうか。

 新党ブームであるが、いずれも既存の政治家の離合集散に過ぎず、あまり変わり映えがしない。国会議員が集まって政党を作り、国民に投票してくれというのは、通常のパターンであるが、本来は違うはず。
 まず、理念を同じくする市民が集まって政党を作り、そこを母体にして、政治家を作り政策の実現を図る、つまり「政党」が先にあり、国会議員は付属するものでしかない、これが本来のあり方である。こうした本物の「政党」が誕生しなければ、日本の政治は進歩しない。

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