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2010年4月11日 (日)

草莽塾第2回・財政

 草莽塾第2回を、岩国市福祉会館と周東町中央公民館で行った。今回のテーマは「財政」
 先日国会で成立した今年度一般会計政府予算は、総額約92兆円、2年前の当初予算に比べて約10兆円の増額。歳入のうち税収は昨年度実績とほぼ同額の37兆円と低く見積もられており、その分借金が約44兆円と、昨年度当初予算に比べて10兆円以上の増となる。予算の約半分を借金で賄い、さらに税収を大きく上回るという戦後初めての異常な事態。
 国の財政は慢性的な赤字状態であり、従って、借金の残高も急速に増加し、今年度末には637兆円に達する見込み(この10年間で2倍)である。これは、子どもから大人まで国民1人当たり約500万円、4人家族で2千万円の借金があることになる。地方の借金も合わせれば、約862兆円程度になる見込み。
 日本人は貯蓄を好み、個人の金融資産が1,400兆円程度あると言われており、これが大量の国債を引き受ける原資になっている。しかし、そろそろ限界に近づきつつあると考えるのが自然である。国債が消化できなくなれば、即ち財政破綻。大増税などで、結局国民に大きなつけが回ってくることになる。

 経済を刺激し雇用を守るために、借金をしてでもまとまった財政出動をすべき時ももちろんある。しかし、中長期的には、財政をこのままにしておいていいはずがない。これだけの借金依存体質を一気に解消することは難しいが、これ以上増加しないよう、借金に一定の枠をはめ、その限られた財源の範囲内で、予算を有効に使うというルールを確立すべきである。もちろん、ムダを徹底的に省くことは当然の前提であり、有力な議員や業界、地域への利益誘導などをしている余裕はない。限られた財源を国全体、国民全体の観点から、公平かつ効率的に使う必要がある。選挙目当てのバラマキなどとんでもないこと。
 止まっていたいた高速道路が復活するなど新政権の方針も揺れているように見える。マニフェストの精神が守られなければ、次第に国民の信頼を失う。自民党の役割はすでに終わっているし、次々に誕生する新党も単なるブームに終わりそうである。
 難しい時だからこそ、政治の真価が問われる。国民に真実を話し、その協力を得て、厳しい改革を断行する毅然たる政治が求められる。

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コメント

岩国民空の計画が進行している。旗振り役の企業もセクターへ出資されるという報道がある。
進んでいる民空は「米軍再編に伴う厚木基地から岩国への艦載機移転が前提」となっていた。然るに、知事も市長も「理解は示す」とは言っているが「容認」の発言はない。なのに、民空を進める市長の態度はまったく理解できない。
民空が出来れば艦載機は来る、くれば愛宕山は治外法権の地となり岩国ではなくなる、この関連を市長は市民によく説明し、それでも民空が必要か、市議会でなく市民に問うべきだ。
また、地元住民の意向を聞かない民主党政権は自民党政権時代と少しも変わっていない。

投稿: 清流 | 2010年4月12日 (月) 08時19分

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