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2010年3月12日 (金)

密約(2)

 「核持ち込み」に関する密約が明らかにされた。アメリカ側は、一時寄港する場合、安保条約が定める事前協議の対象にならないという解釈を取っており、それを承知の上で、日本側は、「事前協議の対象になる」と説明し、アメリカの艦船が寄港した際「事前協議がないから核の持ち込みはない」という見え透いた嘘をついてきた。その間に、多くの核兵器を搭載した艦船が日本に入港したことは確実であり、国民はだまされ続けたことになる。
 歴代の総理大臣や外務大臣経験者からは「当時の国際情勢の中でやむを得なった」という声が聞かれるが、そんなことで済まされる話ではなく、重大な責任問題である。
 日本の防衛のために一時寄港を認める必要があると信じていたのなら、難しくても堂々と国民にその必要性を説明し理解を求めるべきである。その自信がないのなら、「非核三原則」などと大見えを切らずに、二原則にすべきであった。
 アメリカの艦船からはすでに核兵器が撤去されており、今後核持ち込みのような事態は起こらないから問題ない」という考え方もあるが、そうではない。以前として日米間に基本的な解釈の違いは残っており、その点を曖昧にしたままでは、将来、再び同じ過ちを起こさないとも限らない。

 シンフォニア岩国で、世界最古の長編小説「源氏物語」の筆写が展示されている。全編54帖の内、6割程度の仕上がりのようであるが、会場一杯に並べられた様子は壮観、観る者の心を打つ。市内在住のご婦人の手になるものであり、すでに4年余りが経過しているとのことであるが、完成すれば、間違いなく岩国に新しい文化が誕生する。

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