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2010年3月28日 (日)

岩国の米軍再編について(1)

 2005年10月、米軍再編の一環として、空母艦載機59機の岩国への移駐と空中給油機12機の普天間基地からの移駐が盛り込まれた。以来、この問題をめぐって岩国は大きく揺れている。最近では、国の大きな圧力の前に市民の意見は変わってきているとも言われている。しかし、それも表面的なもので、昨年末に「草の根ネットワーク岩国」で実施した市民意識調査によると、空母艦載機部隊の受け入れと愛宕山の米軍住宅化に、いずれも7割という圧倒的多数が反対であることが明確になった。2006年3月のあの住民投票以来、民意はほとんど変わっていないのである。
 いろいろな条件を取り払った純粋な市民の意思が真の「民意」であり、容易に変わるものではない。デマや圧力などにより動くものは、市民の意見であり、本物の「民意」ではない。まして、現実の選挙の結果は、民意を反映しない場合が多く、その結果選ばれた政治家の意思は、さらに「民意」から離れることになる。

 なぜ、岩国市民は納得しないのか、私なりに整理してみると、次のようになる。

  一に、だまされ、
  二に、民意を無視され、アメとムチで抑えつけられ、
  三に、生活を破壊される、から

 これに沿って、まず、空母艦載機部隊の移駐について納得できない理由を挙げてみると、
 ① 安全安心を目的とした滑走路の沖合移設が、米軍再編の受け皿にされたこと。
 ② 空母艦載機部隊の移駐によりジェット戦闘機約120機を擁する極東一の航空機基  地になること。この部隊は激しい訓練をすることで有名であり、生活が破壊される恐  れがあること。
 ③ 2006年の住民投票で明確な民意(反対約90%)が示されたにも拘わらず、そ  れを斟酌せず、庁舎補助金のカットに象徴される露骨なアメとムチで一方的に住民の  意思を抑えつけてきたこと。これにより、市民の不信感が高まった。

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