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2009年12月22日 (火)

「岩国に吹いた風」をめぐって(2)

 私の本「岩国に吹いた風」の中に、西村現山口県副知事から次のように迫られたというくだりがある。

「民間空港については、県が事業主体になることはできないし経費負担も考えていない。国土交通省にやってもらうしかないが、そのためには米軍再編を容認しなければ不可能である。米軍再編について容認とは言えないだろうが、裏でもいいから、容認に向けて、あるいはやむを得ないでもいいから、国と手を握ってくれないか。」

 この点について、県議会で確認を求められた西村副知事は、次のように答弁している。

「米軍再編と民間空港再開の問題とを絡められたのは、前井原市長さん自身でありますので、そのために積極的に民間空港再開についても国に要望することができない状況下でありました。」

 この答弁には驚いた。米軍再編に反対していた私が民間空港と絡めるなどということはあり得ないことであり、まるで、白を黒と言いくるめるような強引な議論である。県議会では、こんな根拠のない答弁が堂々とまかり通るのであろうか。

 民間空港は完全に米軍再編との取引条件にされ、防衛省や山口県知事、そして副知事から繰り返し、民間空港を進めるために空母艦載機部隊の受け入れを容認するよう(あるいは、裏でもいいから手を握るよう)迫られたことは、本の中で詳しく述べた通りである。

 米軍再編が進められているこの時を逃したら民間空港は永久にできないと、市長や一部の有力者たちは躍起になっている。「民間空港の予算がつかなかったら、米軍再編に反対する」という趣旨の発言を市長や県知事が行っていることも、両者が密接に絡んでいることを裏付けている。

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コメント

山口県の体質については、不信感を持っていました。
以前愛宕山の事業について井原前市長への西村亘副知事の恫喝をテレビで見て、また今回のこの答弁を聴きまたしても・・・と言う気持ちを強くしました。

こんな体質を温存したこの県の行政体質に、残念に思い恥ずかしく思います。

投稿: 恥ずかしい | 2009年12月23日 (水) 10時08分

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