« 「岩国に吹いた風」出版記念講演会(2) | トップページ | 民間空港予算の見合わせについて »

2009年12月 8日 (火)

1208「岩国に吹いた風」出版記念講演会(3)

 山口県も国に呼応するように露骨な圧力をかけてくる。
副知事は内密の協議で次のように発言。
「民間空港については、県が事業主体になることはできないし、経費負担も考えていない。国土交通省にやってもらうしかないが、そのためには米軍再編を容認しなければ不可能である」「米軍再編について、容認とは言えないだろうが、裏でもいいから、容認に向けて、あるいはやむを得ないでもいいから、国と手を握ってくれないか」
さらに知事も民間空港と引き換えに米軍再編の容認を迫ってきた。
「7月下旬までに米軍再編への対応方針を決定(現実的対応=容認)しなければ、民間空港の早期再開は困難」

 また、愛宕山開発については、2006年8月の時点で、当時の副知事から次のような乱暴な提案を受けた。
「国から米軍住宅用地として愛宕山を全部買収したいという打診を受けた。県は、財政負担を避けるためにこの案を受け入れたい。三つの提案(県と市が2:1の割合で跡地を買い上げ、県は2/3を防衛省に売却するなど・・・)をする。」

 政治は恐ろしい。権力を持ち何でもやるし、止められない。そうなれば市民に残された道は裁判しかない。その間にも事態は進む。
 米軍再編も大変だが、こういう政治を作ってきたのは我々。これを変えなければ市民は幸せにはなれないと確信する。

 結語:政治を志し、皆さんの中に飛び込んで10年。皆さんとの対話や議論、関わりの全てが私を育ててくれた。政治に対する思いが格段に進化し、確信に変わった。市民が政治を育てる。
 今、はっきり思う。人が大事。人の自由、生活が大切。基本的人権として何にもまして大切。国、県、市、アメリカが先にあるのではなく、我々の生存が先にある。
 納得できない、おかしい・・・とはっきりものを言うべき。その勇気を持つべき。
 憲法、法律は、必ずしも我々を守ってくれない。自ら守る必要あり。

 「来るものは来る」と言っていた人たちが、「見直しがされ来ないならその方がいい」と言う。それでは、何の理念も政策も感じられない。沖縄や岩国が信念を持って戦ってきたから、今ようやく変化の兆し。あきらめていたら、すでに愛宕山は売られていたかもしれない。艦載機の移転は既成事実化されていたかも知れない。
 政治とは、あるべき理念、政策を掲げ、市民のためにそれを実現するために命をかけること。
 国や県の言うとおりに、情勢の赴くままに流され、保身を図ることではない。
 我々を守ってくれる政治を我々の手で作らなければならない。

 この本は、回顧録ではない。これから、市民の手で政治を根本的に変えていくための「道しるべ」にして欲しい。

人気ブログランキングへ

|

« 「岩国に吹いた風」出版記念講演会(2) | トップページ | 民間空港予算の見合わせについて »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/530823/46974813

この記事へのトラックバック一覧です: 1208「岩国に吹いた風」出版記念講演会(3):

« 「岩国に吹いた風」出版記念講演会(2) | トップページ | 民間空港予算の見合わせについて »