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2009年11月11日 (水)

内部資料の公開を求める裁判

 岩国市の内部資料「市長協議報告書」の開示を求める裁判の第1回口頭弁論が、山口地裁で行われた。
 昨年の8月に一部新聞によりその存在が暴露され、続いて市会議員の有志により内部資料の全文が公開され、岩国を守る会「風」の岡田久男代表から岩国市に対して情報公開請求が行われてからすでに1年あまりが経過しているが、いまだに一片の資料さえ出てこない。この間に、行政と市民の双方に大変な労力と時間、そして経費がかかっている。今日も、行政からは職員が数人出張し、顧問弁護士が市側の代理人として出席している。こうした裁判に要する経費もすべて我々の税金から支出される。
 もし、1年前に、岩国市が情報は市民のものであるという認識に立ち、情報公開条例を守って、問題の文書を速やかに公開しておれば、どれほど経費節減になったであろうか。
 どんなに立派な情報公開条例があっても、行政の姿勢いかんによって、逆に情報を隠すための言い訳に使われてしまう、その典型的な例であろう。

 この文書には、愛宕山の米軍住宅化と民間空港の裏取引に関する生々しい記述があり、これが明らかになれば、その後の県と市の都市計画の変更等の法的手続きは、すべてごまかしの上に成り立っていたことになる。都合が悪いから、条例を無視してでも何が何でも隠す、そんなことが許されるのであろうか。

 行政の基本は、法令を守り、市民のために働くことである。例え相手が市長であっても、法令に反する指示や命令には従うべきではない。市役所には、きちんとした法令担当部門があり、経験ある幹部職員もいる。最低限のルールを守るために、勇気をもって発言し行動すべきである。

 嘘、偽りではなく、どうして市民の前で、真実に基づき堂々と議論ができないのであろうか。
 このままでは、市民の行政に対する不信感が高まり、市役所全体の仕事に悪影響を与え、真面目に仕事をしている多くの職員の士気にも関わることになる。住民説明会などで、市民に追及され苦しそうに答えている職員がかわいそうである。

 後ろめたいことがあるから市民に言えない、そんな政治、行政はやめた方がいい。

1111jyohokoukaisaiban

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