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2009年11月15日 (日)

山代十一庄屋

 旧玖北4町村(錦町、美和町、美川町、本郷村。いずれも現在は岩国市)は、山代地方と言われ、毛利藩の直轄地。今でも代官所跡が本郷にある。関ヶ原の戦いの後、防長二州に移封された毛利藩は、財政に窮し高い年貢を課した。苦しむ農民を救うため、山代地方の十一人の庄屋が代官所に直訴した。その結果、年貢は軽減されたが、庄屋たちは全員、見せしめのため打ち首になった。これが、山代十一庄屋の物語である。

 処刑が行われて今年が丁度400年に当たるので、14日、縁故者や関係者多数が集まり、本郷の建立(こんりゅう)寺で法要が行われた。
 十一庄屋の中には、私の先祖に当たる岡 新左衛門、また、あの芥川龍之介の先祖である新原神兵衛もいる。

 当時の厳しい身分制度の中で、お上にたてつくことは、今の時代では想像もできないほど大変なことだったはずであるが、苦しむ農民を見て止むに止まれぬ想いで身を捨てる覚悟をしたのであろう。人間愛に根差すその精神は、時を超えて今も我々の心を打つ。
 十一庄屋の精神を現代に蘇らせ、後世に伝えようとする山代義民顕彰会や地元の人たちの努力に敬意を表したい。

 この日の午後には、「平和憲法ネットワーク・やまぐち」の総会が開催され、終了後、私の講演と「シンポジウム 祝島を語ろう!」が行われた。長島の海の豊かさと祝島の人々の想いが印象に残る。
 会場には、すでに、私の本「岩国に吹いた風」が並べられ、購入した多くの人からサインを求められ、驚いた。

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