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2009年10月16日 (金)

概算要求

 国の来年度予算の概算要求が財務省に提出され、95兆円を超えるようである。08年度一般会計予算が83兆円、09年度予算が89兆円であるが、それを要求段階で大きく上回るものである。
 マニフェストに掲げられた政策(子ども手当や高校授業料無償化、高速料金無償化など)を優先的に計上した結果であるが、一方で、無駄排除による財源の捻出が十分に行われていない結果であろう。

 8月に行われた概算要求が政権交代により一旦白紙に戻され、今回再提出されたものである。今後、行政刷新会議による事業仕訳や財務省の査定も行われ、12月末に政府案が決定されることになる。その過程で、どの程度予算の絞り込みが行われるか注目したい。

 岩国関連では、8月の概算要求と同様に民間空港に関する経費が盛り込まれた。
 岩国の民間空港を推進しているのは一部の特別な人たちであり、ほとんどの市民は反対していると言って過言ではない。
 理由は2つ。第1に、空母艦載機部隊移駐との完全な取引材料にされていること、第2に、赤字になるのではないかという大きな不安があること。
 事実、予算要求の資料の中には、米軍再編の関連であることが明記されている。市民生活を犠牲にして、拙速にことを進めるべきではない。当面予算を凍結して、必要性や採算などにつき慎重に判断すべきである。

 先日の馬淵副大臣への要請でも感じたが、国土交通省にとっては岩国の民間空港はそれほど重要な事業ではなく、今回必ずしも十分な検討がなされないままに従来通りの予算が計上されたのではなかろうか。
 今後とも、地元の声をもっともっと届けていく必要がある。

 なお、マスコミなどでは一様に46億円の予算がついたと報道されているが、大きな誤りである。確かに3年計画の総事業費が46億円と積算されているが、全国の空港の整備に充てられる特別の会計の中に岩国分が含まれているとされているだけであり、岩国への全体の配分額や2010年度の予算額などは何も決まっていないのである。

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