密約・裏取引の解明
アメリカ側の公文書公開や多くの証言がありながら、外務省が頑にその存在を否定してきた核持ち込みや沖縄返還に関する密約についても、岡田外務大臣の指示により、調査が行われている。過去の経緯がどのようなものであれ、すべて明らかにした上で問題点などを検証し、今後の政治に活かしていくことが大切である。何よりも、国民には知る権利がある。
空母艦載機部隊の岩国移駐とそれに関連する愛宕山の米軍住宅化、民間空港の再開などについても、多くの重要な事実が隠され、十分な説明責任が果たされないままに、一方的に進められている。
10年前に遡り、滑走路の沖合移設の本当の目的は基地の拡大強化だったのではないか、愛宕山開発も初めから基地の拡張に備えたものではなかったのか。最近では、愛宕山は米軍住宅として売り飛ばされようとしているのではないか、民間空港もその取り引き材料にされているのではないか、などの重大な疑問がたくさんあり、それらが市民の不信を高めている。
民主党の平岡議員は、そうした疑問を解明すべく、外務、防衛両大臣に要望しているとのこと。
以前であれば何も期待できないが、今回は同じ与党内であり、かなり突っ込んだ本音の議論もできるはず。もちろん役所の強い抵抗も予想されるので簡単に何でも出てくるとは思えない、少しでも事実関係が明らかになればいいのだが。
ごまかしていては、いつまで経っても埒は開かない。日米関係と同じで、進んで真実を明らかにし市民との信頼関係を築くことが、複雑に絡まった糸を解きほぐす第一歩となる。
東京のオリンピック誘致が失敗に終わった。国民の盛り上がりがなく結果は妥当なところ。石原都知事の想いが先行し過ぎたのではなかろうか。鳩山さんには、イベントよりももっと大切なことに力を注いで欲しい。山口県でも間もなく国体が開催される。
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