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2009年9月 2日 (水)

新たな裁判

 9月2日、愛宕山開発に関する岩国市の「内部協議資料」の全面公開を求める裁判が提起された。
 この「内部協議資料」には、民間空港と米軍住宅化の裏取引に関する記載があるなど重要な内容が多く含まれていることから、昨年9月、市民グループ「岩国を守る会 風(代表 岡田久男)」から、岩国市に対して情報公開請求が行われた。
 その後、岩国市情報公開審査会から一部公開を求める答申も提出されたが、最終的には、この答申も無視され、市長による全面非開示の決定が行われていた(09年4月)。
 今回の裁判では、市長の決定の妥当性が争われることになる。

 情報公開条例は、市民の「知る権利」を保障するために行政の持つ情報を広く公開することを目的としており、条例に違反してでも都合の悪いことはひたすら隠すという岩国市の姿勢は許されるものではない。

 この間の経緯が、司法の場で徹底的に検証されることになるが、この文書に記載されている通り、08年4月の段階で、すでに、民間空港と引き換えに愛宕山の米軍住宅化を容認するという「密約」が交わされていたとしたら、米軍住宅化という重要な事実を隠したままで行われたその後の愛宕山開発事業の廃止手続きには、重大な問題があり違法、或いは無効と考えられる。

 審理の過程で、関係する職員も証人として呼ばれることも考えられるが、その場合には、組織の論理ではなく、市民の方を向いて「真実」を率直に語って欲しい。

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コメント

裁判所を介さないと情報開示しない秘密主義ってこの国の民主主義に疑問を感じる…誰の為の政治なのかな?教えて下さい。

投稿: | 2009年9月 3日 (木) 07時37分

市役所内部協議の開示に関して、とうとう裁判が始まった。
市長を相手に、弱い市民に裁判をさせる!なんてひどい市長だ。
内部協議資料は、市民の手許にすでに存在し、協議に出席した市の幹部の名前も明らかなのに
それを開示してくれない岩国市はどうなっているんだろう?われわれの税金で仕事をしているのに
恥ずかしくないのか?
提訴した側の代理人(弁護士)は、”市の幹部が法廷でうそを言い偽証罪になるのか、真実を
言うのか・・・判決も簡単だ”と言っていたそうだ。

投稿: 開示君 | 2009年9月 3日 (木) 22時10分

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