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2009年8月16日 (日)

地元の利益と国民全体の利益

 今、全国各地に、地元に道路をつくる、新幹線を引っ張って来る、空港をつくる、・・・と言って支援を訴える声が満ちている。
 森元総理が、新幹線を作る、石川県のために働くと演説している場面がテレビに映し出されていた。蔭で総理大臣を操ると言われる「大政治家」が、こんな小さなことを言って恥ずかしくないのであろうか。

 地元への利益誘導が族議員を生み、役所とのもたれ合いを生む。そこに企業が利益を求めて集まる。そこには、国全体の優先順位も何もなく、理念も政策もない。あるのは選挙に勝つための予算の分捕り合戦だけ、お金がいくらあっても足りるはずがなく、挙句の果てが現在の借金地獄。

 言うまでもなく、国会議員の役割は国民全体のために働くこと、マニフェストに基づき大きな政策を堂々と訴えて欲しい。選挙区の御用聞きしかできない議員はいらない。
 選挙のやり方が後の政治のあり方を決める。選挙を変えなければ、政治は変わるはずがない。

 鳩山代表が、「コンクリートより人間を大切にする」と言い、岡田幹事長は、北陸で新幹線も含めて公共事業は見直すと発言。よく言ったと思っていたが、地元議員や候補者から責められたのか、急にトーンダウン、予定通り進めると言い出す。

 新幹線ができれば、在来線が廃止され第三セクターになる、住民は不便になる。もちろん、多額の地元負担がある。よく聞いてみると、一部の業者や有力者とそれに連なる政治家が要望しているに過ぎず、普通の住民はあまり望んでいない場合が多い。

 岩国でも、幹線道路をつくる、愛宕山にスポーツ施設をつくる、民間空港をつくる・・・というチラシが出回っている。他のまちへ行けば、そこの課題の解決を約束する、これが国政選挙なのだろうか。
 このような宣伝に惑わされるのは、そろそろやめにしようではないか。総選挙の意味は、どの政党に次の政権を任せるかを我々が選択することにある。

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