« 市民の本音 | トップページ | 米軍再編の見直しに向けて »

2009年7月 2日 (木)

一般質問から(3)

 法令に違反してでも都合の悪い「内部協議資料」は隠すという岩国市の姿勢が市議会で取り上げられたので、もう少し紹介する。行政のあり方に関する大切な問題が含まれているので、皆さんも一緒に考えていただきたい。

(副市長)岩国市の非開示という結論が出ているのに、議員が質問するのは独りよがり。
 議員が入手先不明の文書を公開したことは、情報公開条例に違反しているのではないか。

 行政の条例違反の非開示決定(裁判では市側が必ず負けると断言する)を振りかざして、議員の質問権を制約するかのような言い方は、議会での発言としては不適当である。
 また、議員が条例違反をしているとは、何を根拠に言っているのであろうか。情報公開条例の義務がかかるのは、行政であり、議員ではない。

(副市長)非公開の協議をすべて公開すると国や県との協議ができない。方向性が出れば、 議会や市民に知らせ協議する。

 まさにこれが一番大切なポイントである。
 確かに非公開の協議は常に行われており、行政の役割である。それをすべて公開すれば、事実上本音の話ができなくなる。ここまでの行政の主張は正しいし私も賛同できる。
 しかし、そのまま裏取引、水面下の合意にまで踏み込んではいけない。国の常套手段であり、私も何度か内々の了解を求められたが、市民を裏切ることはできないと突っぱねた。市として外部と合意するときは、それまでの交渉の経緯や条件を明らかにし、事前に市民に知らせ、最終的な意思決定機関である議会の了解を取らなければならない。
 核持ち込みを事実上容認する密約があったことが元外務次官の証言で明らかになったが、秘密の合意により国や地域の未来を決める権限は、行政には与えられていない。
 問題の内部文書によれば、愛宕山の米軍住宅化と民間空港の裏取引が成立していることは明らかであるにも拘わらず、そのことが隠されたまま、愛宕山開発事業廃止の法的手続きが行われてしまった。法律的な問題もさることながら、議会や市民に対する重大な背信行為である。

人気ブログランキングへ

|

« 市民の本音 | トップページ | 米軍再編の見直しに向けて »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

岩国の副市長は、”意思形成過程”と言う言葉が好きらしい。 井原さんが市長のときに覚えた”便利なことば”だ。 意思形成過程だから活発な意見交換ができなくなる、だから市の情報を公開できない、というのが常套言葉だ。 じゃあ、会議をやった日時、出席者、会議の目的などはどこが意思形成過程なのか? 市の開示条例違反を役所が率先して
やるのなら、岩国は無法地帯だ。 今の自民党の選挙勝利目的の金ばらまきもひどいが、法律違反はしていない。 岩国市のほうがもっとひどいということか?

投稿: かいじ君 | 2009年7月 3日 (金) 22時08分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/530823/45521050

この記事へのトラックバック一覧です: 一般質問から(3):

« 市民の本音 | トップページ | 米軍再編の見直しに向けて »