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2009年6月 4日 (木)

政治の目的

 数百人もの学生が軍の銃弾に倒れたと言われる天安門事件から20年、日本では大きく取り上げられているが、中国では全く報道されず、驚いたことにNHKの衛星放送もその場面になると突然画面が黒くなってしまう。今夜の9時のNHKニュースでアナウンサーが「都合の悪いことは隠してしまうのでは、民主化は進まない」とコメントしていたが、中国だけの問題ではない。日本も、岩国も本質的には変わらない状況にある。

 どんな政治体制、政権であろうと、その目的は市民、国民の幸せを実現することであるはず。ところが同じ体制が長く続くと、体制維持そのものが政治の目的になってしまい、情報が隠される。国民が忘れられ、時には犠牲にされる。北朝鮮の状況もその典型であろう。

 政治の目的は権力の維持ではない。国民の信を失った政治は速やかに退場し、自己改革を行いながら時機を待つべきである。
 昨年来の「解散」をめぐる日本の政治の混乱は目に余るものがある。そもそも首相に自由な解散権があるという解釈は憲法上間違っていると思う。第7条の内閣の助言と承認により行われる天皇の国事行為に「解散」があることを根拠としているようであるが、かなり無理がある。やはり、解散権は第69条の内閣不信任案が可決された場合に限定されると考えるのが自然であろう。
 仮に総理大臣に自由な解散権があるとしても、民意を問うべきそれ相当の必要性を判断して行うべきであり、麻生さんのように、政権延命のためにいたずらに時期を遅らせたり、或いは都合のいい時期を選んだりということはあってはならない。
 「解散」は国民のためにこそあるべきであり、これほど私的な利益のために恣意的に扱うことは許されないはず。

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