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2009年6月19日 (金)

党首討論ー財源より政策が先ー

 財源問題について
 消費税の論議を避けて通るというのは財源を避けて通るということになり、無責任であるとして、麻生さんが唯一切り込んだのが、財源問題である。
 これに対して鳩山さんは、まず政策があって、そのために必要な財源を投入すべきとし、財源の制約を優先した社会保障費2200億円のカットは誤りだとする。その上で、古くなった大型の公共事業は基本的にやめ、公共事業、人件費、補助金などをを合わせると70兆円位になり、その中の10兆円程度削減できる。アニメの殿堂も無駄。そして、4年間、消費税の増税はしないとした。

 誰に知恵をつけられたのか麻生さんは、常に財源問題を強調し、消費税を上げることが責任政党であり、自らの売りになると信じているようであるが、とんでもない勘違いである。
 従来の利益誘導型の古い政治が巨額の借金を生んでいるのに、それを放置してお金が足りないから増税するというのは、財源対策ではなく、単なる辻褄合わせに過ぎない。
 まず徹底的に無駄を省くことが先決。そうすればいくらでも財源はひねり出せる。それでも必要があれば、正々堂々と消費税の議論をすればいい。

 もっと言えば、マスコミも含めて財源を重視する風潮があるが、順序が逆である。あえて言えば財源よりも政策が先である。何をやるかを決めれば、従来の枠や既得権にとらわれず大胆に予算配分を変えることにより、優先的に財源を割り当てればいい。まさにそれが政治の役割である。

 財源がないと言うのは、身内の議員や団体、そして役所をコントロールすることができず予算配分を変えることができない、今の政治の泣きごとにしか聞こえない。政治が機能しないつけを、増税という形で国民に押し付けるなど許されない。

 次の首相たる人(少なくとも今の時点ではこう言える)が、国民の目の前で議論するのであるから、新しい日本の方向性について、自らの政治理念を格調高く堂々と語って欲しいと思うのは、高望みであろうか。
 そのためには、あらかじめテーマを決めて、集中的に議論した方がいい。

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コメント

財源のお話、いつも与党が奇妙な話をしていると感じます。
1,財源が無ければなにも出来ないぞ、と言い、すぐに福祉関係の予算を削減する、こういう汚い脅しとも言えるやり方を長い間続けてきた。
2,福祉を充実させると言ったときは、福祉のお世話をする役人の報酬をふやし、人数を増やし、しかし実際に福祉を必要とする社会的に弱い立場の人への福祉は減らされた。

そして消費税率だけを取って、諸外国より税率が低いなどと国民を騙し続ける、、、
日本は、特別会計のために課税徴収される税が多分世界で一番高い、そのため日本での生活費がのし上がり、低賃金労働者では生活が出来ない、
であるが故に、日本の大手企業のほとんどが低賃金労働者を求めて中国やアジア、南米などに進出、結果てきに日本人の雇用はきわめて不安定な派遣労働者
という奇妙な制度を発足させ、生活もままならない人を大量に生み出した。

特別皆生にのために支払われるお金がないなら、消費税を上げてもいいが、特別会計はいつでも好き勝手に使える特別なお金、悪いことに使うのではなく
政治資金を集める(賄賂)などをもらうための特別予算だ!とでも思っていそうな与党の政治家。じつに無能だと思う。

投稿: 名無し | 2009年6月20日 (土) 13時37分

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