« 草莽塾公開講座 | トップページ | 政治の目的 »

2009年6月 3日 (水)

情報公開

 草莽塾や市民集会を通じて、今、毎日のように情報公開について話をしている。不正や無駄遣いのない公平・公正な政治を作るための一番の近道は、情報をすべて公開することである。そのための仕組み作りとして、私は、市長就任後間もなくの9月議会で「情報公開条例」を作った。
 その第1条(目的)には、次のように書いてある。
 「この条例は、地方自治の本旨にのっとり、市民の知る権利を尊重し、行政情報の公開 を請求する権利を明らかにすること等により、市民の市政参加を一層促進するとともに、 市の諸活動を市民に説明する責務を果たし、市政運営における透明性の向上を図り、市 政に対する市民の理解と信頼を深め、もって公正で開かれた市政の発展に寄与すること を目的とする。」
 民主主義の大前提となる市民の「知る権利」の尊重が明確に規定され、行政情報は役所のものではなく市民のものであることが明らかにされている。

 第7条には、公開しなくていい情報が4点列挙されている。その中に、「検討、協議に関する情報」がある。つまり内部で協議中であり定まっていないからというのがその趣旨であるが、これとて、情報公開の目的に照らせば、できるだけ限定的に解釈すべきである。
 ところが、今回の内部資料の非開示に当たって岩国市は、情報は原則市民のものであるという情報公開の趣旨を忘れ、「検討、協議」という条文の字面をとらえて拡大解釈してしまった。

 「条文を解釈する場合には、必ずその法令の趣旨・目的に即して考える必要がある。それなくして個別の条文の字面だけにとらわれてしまうと、全く反対の結果になる場合があるので注意しなければならない」幹部職員に繰り返し伝えたことであるが、市役所の対応を見る限りあまり理解されていないようで残念である。
 情報「公開」条例が、行政の姿勢如何によって「非公開」条例になってしまう。

 政治評論家森田実さんのホームページにある私のコーナー「風だより岩国」に投稿しましたのでご覧下さい。
0603syuukainisimi 0603nisimi_2

人気ブログランキングへ

|

« 草莽塾公開講座 | トップページ | 政治の目的 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/530823/45226560

この記事へのトラックバック一覧です: 情報公開:

« 草莽塾公開講座 | トップページ | 政治の目的 »