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2009年6月 9日 (火)

「米軍住宅ありき」では売らない

 8月の国の来年度予算の概算要求を控えて、知事が上京し重点要望を行うことが発表された。愛宕山跡地の買取も含まれているが、記者から米軍住宅について聞かれた知事が、一瞬口ごもりながら、『「米軍住宅ありき」では売らない。』と答えている様子がテレビで放映された。
 すでに1年前に、防衛省と山口県が岩国市に対して、民間空港を取引材料に愛宕山の米軍住宅化を強く迫っていることが、岩国市の「内部協議資料」により明らかになっており、マスコミや多くの県民、市民もその意図に気付いているにも拘わらず、いつまで偽り続けるのであろうか。あきれてしまう。政治家の表の言葉はほとんどごまかし、裏に隠された意図があると言っても過言ではない。
 『「米軍住宅ありき」では売らない。』という言葉の意味をわかりやすく解説すると、『「売る時点では」米軍住宅は明確にはしない』と言っているだけであり、売った後のことは関知しない、もっと言えば米軍住宅になっても構わないという意味である。住民が知りたいのは最終的にどうなるかであって、そこをごまかして当面の責任逃れのためにひたすら売り抜けようとしているのである。

 防衛省の意図は明らかであるから、それに反対なら「米軍住宅にはしない」とはっきり言えばいいのだが、絶対にそうとは言えないと断言できる。2年も前に私は、当時の副知事から米軍住宅に売ることを前提に協力を求められている。
 今後も「・・・ありき」と繰り返されることになろうが、あいまいで人を欺く言葉を聞くと気分が悪くなる。記者ももう少し突っ込んで聴いてみると面白いのだが。

 友人から夜明けの電車の絵が届く。
Train

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コメント

>>記者ももう少し突っ込んで聴いてみると面白いのだが。
ご指摘のこと、会見の映像や紙面でよく感じています。記者諸君はもう少し「ナゼ」「ドウシテ」という記事作成の基本に立ち返った質問をしないのか、不思議に感じます。質問して回答が得られないならそれはその様に記事として伝えてもらいたい。
読者・視聴者に役人語でない庶民の言葉で伝えてほしい。解説記事でもかまいません。

投稿: 清流 | 2009年6月10日 (水) 08時39分

二井山口県知事の白々しい発言に、本当に腹が立ちます。
岩国の一等地の愛宕山住宅地を、米軍住宅としてさっさと売ってしまって、県の赤字を一刻も早く軽くしたいとの意図がみえみえだ。 どうして本当のことが言えないのだろう? 数年前に山口で開催された、きらら博。その跡地には県の予算を、湯水のごとく使って補填する。 お祭りばかりやって、県の借金は倍に膨れ上がっていることを、県民は知っているのだろうか?
障害者の補助金カットなど、困っている人を見捨て、選挙で応援してもらった特定の業者の言うなり。
岩国の愛宕山は、すばらしい住宅地になると10年前に市民に説明して歩いたのは、知事、あなたでしょう!

投稿: リーチ | 2009年6月10日 (水) 21時28分

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